デナリ国立公園コース |
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2006.07.18 |
火 |
晴 |
集合−バスターミナル−サベージ・リバー・チェックステ−ション−酔っ払った森−− 4:45----4:53-5:23----------5:58..(20.6KM)----------------6:23--------
キャンプ場入口−テクラニカリバー休憩所−セーブル・パス−ポリクローム・パス− -------6:42-----6:50-7:00..(49.4KM)------(63KM)----7:50-8:10..(73.9KM)-
−トクラット・リバ−ハイウェイ・パス−ストーニーヒル−−トクラット・リバ−休憩所 ----(85.4M)-------(93.8KM)-------9:05-9:35..(99.8KM)----10:00-10:30---
−テクラニカリバー−休憩所−サベージ・リバー・チェックステ−ション−公園本部− --------11:55-12:12------------------12:50-----------------13:20---
−バスターミナル ----13:35 (画像をクリックすると、大きくなります)
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4:45 4:53
5:23
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集合し、デナリ公園入り口のマッキンリー シャレーホテルへ。 マッキンリーシャレーホテルの所がバスターミナルで、それぞれ目的地に出発します。 シャトルバスはすべて予約制になっています。 公園内は、食料を売っている所がありません。 食べ物・飲み物は各自用意する必要があります。 食べ物やゴミは、バスの外には持ち出さず、持ち帰る事。 (ツワーで行かれる方は、食事・飲み物がついていると思いますが確認してください) さあ出発です。
* (マッキンリーシャレーホテル)
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乗客は日本人も半分近くいるので、日本人のガイドさんが一緒に乗っています。 朝食が、すでに座席の上の棚に載せてあります。 広い道を右折すると、公園本部・ビジターセンターなどがあります。 ここからは1本道で、143KM奥まで続いています。 バスからは、指定されたトイレや休憩時間以外は降りる事は出来ません。 動物が出てきたら、大声で ”STOP” といってドライバー兼ガイドさんに知らせます。 ドライバーさんは動物の位置を、時計の針の位置で方向を示してくれます。 正面・・12時 真右・・3時 後ろ・・6時 真左・・9時 そのつどバスは止まって、双眼鏡などでウォッチングです。 コースは決まっていますがドライバーさんの決断で、何処まで行くか決めるそうです。 (天気次第で、途中で戻る事も多々あるとのことです)
* (朝食)・・・(公園本部)
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暫くの間は、タイガ(常緑針葉樹林帯)を走ります。 ほとんどエゾマツで覆われていますが、厳しい気象条件のため横に枝を伸ばす事ができず、 針のように空に向かって伸びています。 この辺は、ムース(ヘラジカ)の生息地です。 バスの前に、時々 カンジキウサギなどが横切っていきます。 カンジキウサギ・・・スノーシューヘアー(手足が長く、飛ぶように走るため) サベージ川が左手に見えてきます。
* (右画像/サベージ川)
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5:58 |
サベージ・リバー・チェックステ−ション到着。 ここでは一時停止し、国立公園のレンジャーが乗客の人数・シートベルトのチェック等をします まだレンジャーはいないので、ドライバーさんが用紙に書き込み通過しました。 すべての一般の車が入れるのはここまでで、橋を渡った所から、砂利道になります。 橋の右手に大岩があり、その岩がインディアンの横顔に似ている事からインディアンロックと 名づけられています。
* (チェックステ−ション)・・・(インディアンロック)
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走っているとドライバーさん・日本のガイドさんが公園について説明してくれます。 そして私たちが見つけられないグリスリー・カリブー・ヘラ鹿・・を見つけては知らせてくれます が、私たちには ○時方面・・・と言われてもなかなか見つけられません。 ドライバー兼ガイドさんは、この公園の事なら何でも知っている大ベテランの方です。 日本人のガイドさんは、 AIE Tours の方で、長くこの地に住み トラッパー の資格をもち動 物をはじめ、自然・歴史・・・・とても詳しく、話に引き込まれてしまいます。 それまで周囲に隠れていたマッキンリーがはるか遠くに見えてくるはずですが、今日は雲の 中で見えません。
* (ヘラ鹿)
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6:23
6:42
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左側、湿地帯の平地のエゾマツの ”酔っ払った森” になりました。 この付近の地下は永久凍土層があるため、夏になって雪が解けると表面の土が斜面を ゆっくりと流れます。 その為成長の遅い木々は真っ直ぐ立っていられなくなり傾いてしまい、いろいろな方向 を向いてしまいます。 カンジキウサギ(スノウシューヘアー)なども道の脇にたくさんいます。 キャンプ場入り口通過。
* (酔っ払った森)・・・(キャンプ場入り口)
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6:50
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テクラニカリバ−到着。トイレ休憩です。 ここの展望台から下を見ると、グリズリーベアー等が時々見れるそうですが・・・ 川を挟んでマタドールシープが多く生息するイグルー山とカテドラル山へのハイキングコース があるそうです。 この辺りではマッキンリー山は見えません。 さあ出発です。 テクラニカリバーにかかる橋を渡ります。 テクラニカリバー・・地元アサバスカン・インディアンの言葉で ”たくさんの砂利と少しの 水”という意味です。 無数の細かい水の流れによって出来ているそうです。 (残念ながら近くで見ることが出来ませんでした)
* (テクラニカリバー休憩所) (テクラニカリバー)
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(全景は、パノラマでご覧ください)
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湿地帯の所々に手鏡のような池があります。 これは平地の氷河が溶けて大きな氷河が残り、氷に重みで窪みができ水が溜まって池 になったそうです。 しかし冬は凍るので魚は住めないそうです。 まもなく両側に険しい山が見えてきます。 これらの山の山頂付近で暮らしているのがドール・シープです。 ドール・シープ・・・世界で唯一の野生の白い羊です。 オオカミやグリズリーベアーから身を守るため高い所で生活し、ほとん ど下りてはくることはないそうです。
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バスが坂を登り始めると、左側の眺めが急に開けてきます。 ここがセーブル・パスで、標高1800mになり、再びマッキンリーが見えてくるはずですが・・・ セーブル・パス 1930年代、著名な生物学者アドルフ・ミュアーが、オオカミの研究をしたことで知ら れています。 彼は、ここにしばらく滞在し、オオカミについての研究結果などを”マッキンリー山の オオカミ”にまとめ、現在も多くの人達に読まれているそうです。 この周辺はグリズリーベアが多く生息しています。
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7:50
8:10
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険しい坂道を上がるとポリクローム・パスです。 標高約1000mで、もっとも人気のあるビューポイントです。 ポリクローム・パス 極彩色の峠と呼ばれています。 名の通り、様々な色彩豊かな渓谷が見渡せます。 氷河期に出来たといわれ、およそ1万年前、氷河が少しづつ大地を削り、地層がカ ラフルに表面に現れたといわれています。 少し上ると素晴らしい景色が見えます。 網目のように流れるトクラットリバ−は、氷河の影響だそうです。 しかしマッキンリー山は、まだ雲の中です。 高山植物は、たくさん咲いています。 キタダケヤナギラン・トリカブト・ツンドラローズ・・・・ 人なつっこい北極地リスが、時々近くに寄ってきて、立ち上がったりと可愛いです。 さあ出発です。
* (ポリクローム・パス)
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(全景は、パノラマでご覧ください)
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8:23
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グリスリー(白)三頭発見。 ここでは3匹の子供を連れたメス熊を見かけますが、これはアラスカならではの事で、他の場 所の小熊は2匹までだそうです。 子熊は、2.5歳位で母熊と離れます。 その後、子熊は寂しくてオス熊に寄っていくことがあり、その結果子熊はオス熊に食べら れてしまうこともあるそうです。 子熊にとって、オス熊は天敵だそうです。
* (グリスリーの親子)
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8:43
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やっと8合目より下が雲に隠れたマッキンリー山が見えてきました。 トクラット・リバー通過。 本来はここで折り返して戻るはずですが、ドライバーさんの判断で先まで行く事になりました。 ハイウェイ・パス 通過。 パークロードの中でもっとも標高が高い地点(1,213M)です。 この付近は、典型的なツンドラ地帯です。 マッキンリー山は雲がまだ少しあります。
* (やっと見えてきました)
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9:05
9:35
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ストーニーヒル到着。 マッキンリーを望む最高の場所です。 マッキンリー山が正面に良く見えますが、薄い雲が少しかかっています。 ここで暫く休憩して戻るそうです。 インスタントのコーヒー・ココア・お茶のパックが配られ、紙コップに入れ、バスの裏側に蛇口が 付いていて、そこでお湯が注げるようになっています。 乗客は、思い思いの場所で雲の取れるのを待ちます。 10分程待つと、見事な姿を現してくれました。 標高6194Mのマッキンリー山は、北米大陸最高峰というだけではなく、山裾から山頂まで の標高差が約5500Mもあります。 ひとつの山としては、エベレストより大きく世界一の山です。 ここから山頂までは直線距離約60KM(横浜〜富士山が約70KM) エスキモーポテト・ウサギギク・エレガントペイントブラシ・・・ 北極地リスが、可愛らしい姿を現してくれました。 マッキンリー山を堪能して、戻る事になりました。 カンティシュナまでの1日コースを申し込んだのですが、残念ながら満員との事でここから 引き返し、セスナでマッキンリー山を見に行く事にしました。
* (マッキンリー山)・・・(北極地リス)
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(全景は、パノラマでご覧ください)
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所々でマッキンリー山を見ながら戻っていくと、ツンドラの平地を熊や鹿がみえます。
* (カリブー)・・・(振り向くと・・・)
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10:00
10:30
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トクラット・リバー休憩所に到着。 1900年代始め、博物学者チャールズ・シェルドンは、ここに小屋を建て数年間、自然観 察をしていました。 この自然を国立公園に指定してもらおうと署名を集め、当時の大統領ウィルソンの所に 持ち込みました。 9年後(1926年)、マッキンリー山国立公園が誕生し、最近デナリ国立公園となりました。 広い川原を利用しています。 カリブーの角が何組か置かれていて、それを頭にかざして記念写真を写す人もいます。 また売店があり、デナリ国立公園に関した品物が並んでいます。 私は、花の本を購入しました。(とても役立っています) トクラット・リバー休憩所を出発。
* (右画像/購入した花の本)
(全景は、パノラマでご覧ください)
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11:45
11:55 12:12
12:50 13:20 13:35 |
テクラニカ・リバーの橋の側でバスが停車し、朝食などのゴミを回収してくれました。 公園内では、食べ残し等を放置する事は禁止されています。 テクラニカ・リバー休憩所到着しトイレ休憩です。 さあ出発です。 朝見たインディアンロックの大岩が、クッキリ見えてきました。 サベージ川の河原にカリブーが座って動きません。 怪我でもしているのでしょうか。 サベージ・リバー・チェックステイション通過。 公園本部の脇を通過。 マッキンリーシャレーホテルの所がバスターミナル到着。
ドライバー兼ガイドさん、そして日本人のガイドさんが魔法のように動物達を見つけては、 教えてくれ、それに関する話を丁寧にエピソードを入れながら話してくれましたので、楽し い時間がもてました。
さあ、今度はセスナでマッキンリー山を見に行きましょう。
* (右画像/河原にカリブーが・・)
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* (キタダケヤナギラン)・・・(エスキモーポテト)・・・(エレガントペイントブラシ)
* (トリカブト)・・・(ウサギギク)・・・(ツンドラローズ)
沢山の種類の花を撮ってきました。 そのうち高山植物・山野草のコーナーを作り、その中で紹介いたします。
●● アンカレッジ〜デナリ・・アラスカ鉄道・・氷河クルーズ・・マタヌスカ氷河 マッキンリー山/セスナ・・アンカレッジ市 載せてあります。 (地域別山名に、まとまっています) ●●
(画像をクリックすると、大きくなります)
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