● 姫沼と探勝路 大正6年に、点在する小沼と湧き水を利用して造られた湖で、ヒメマスを放流したことから名付けら れました。 原生林に囲まれた湖面には「逆さ富士」が映り、静寂な森に幻想的な風景を作り出しています。 一周約1kmの探勝路では、梢を飛び交う野鳥の姿も多く美しいさえずりが絶え間なく聞こえます。 北麓野営場に至る「ポン山姫沼探勝路」は、雄大な自然林の中を草花を楽しみながら歩く、自然豊 かなコースです。 ● 利尻島の野鳥 多様で自然豊かな環境が凝縮されている利尻島には、海の鳥、水辺の鳥、草原の鳥、森の鳥、高 山の鳥などさまざまな種類の野鳥が生息しています。 とくに春秋の渡りの時期には、日本海の海岸線を渡りのコースにしている多くの野鳥が、長旅の休 息と栄養補給のために立ち寄ります。 バードウオッチャーあこがれのコマドリ、ノゴマは、ここでは普通に見ることができるほど、生息数が 豊富です。 自然の豊かさに加え、卵やヒナを食害するヘビなど、天敵がいないのも一つの要因かもしれません ● 姫沼周辺の森にすむ野鳥 姫沼周辺の森にはさまざまな種類の野鳥が生息しています。 とくに春から夏にかけて繁殖のため東南アジア方面から渡ってくる森林性の鳥の多いのが特徴です クマゲラ(留鳥)・アカゲラ(留鳥)・オオルリ(夏鳥)・キビタキ(夏鳥)・ハシブトガラ(夏鳥)・ コマドリ(夏鳥)・センダイムシクイ(夏鳥)・ミソサザイ(留鳥) ● 姫沼探勝路案内 周遊探勝路は約1km。 小鳥の声を聞きながら、20分ほどで一周できます。 ********************************************* 駐車場には大きな看板があり、標識(姫沼園地入口)に従い姫沼に向かいます。 * (姫沼園地入口) すぐオモベツ沢にかかる吊橋を渡ります。 姫沼が見え出すと右側に休憩舎が建っています。 姫沼到着。 周遊散策路(約1km)を時計周りにまわることに。 標識(←ポン山姫沼探勝路 姫沼自然観察路→) (全景は、パノラマでご覧ください) 水場(?)では、ほんの少し水が流れています。 エゾマツの大木が多い木道を進むと、とても気持ちがよいです。 (全景は、パノラマでご覧ください) 7月下旬なのに紅葉している木があります。 見晴らし台があり天気がよいと沼に「逆さ富士」が映るのですが、残念ながら見えません。 (全景は、パノラマでご覧ください) 周遊散策路の出発点に戻ります。 看板(車イスをご利用の方へ)がたっています。 木道の幅は75cmです。 木道には柵や枠などはありませんので、落下しないようにご注意下さい。 すれ違い時には、木道各所に設けられた待避所をご利用ください。 高さ1cmの段差のあるスロープ(12m)があり、木道を反時計回りに周ると緩い下り坂になります。 注意してご通行ください。 環境省 稚内自然保護官事務所 (画像をクリックすると大きくなります) ●利尻・礼文の花は、利尻・礼文の花と散策の中の「利尻・礼文島の花々」に載っています● (アクセス) 稚内港から東日本海フェリー鴛泊行きで1時間40分 行き方は沢山あります。 バスの場合(宗谷バス) 鴛泊港で宗谷バス鬼脇方面行きで5分、姫沼口下車、徒歩15分 1日数便あります。 車の場合 フェリーターミナルより約5Km、車で10分 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |