(7)本殿→日蓮聖人御廟所

                            


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   ● 本殿
        法華経の教主、久遠実成の釈迦牟尼仏(釈尊)・法華経に説かれる本化の四大菩薩(上行・無辺行・
        淨行・安立行)と祖師像を奉安するお寺です。
        久遠実成の釈尊は、はるかに遠い過去世に成仏され、以来娑婆世界にあって私たち娑婆世界に
        生きる者を救済する根本の師であることから、本師とも呼ばれます。
        このため、お堂の名称である本殿には「本師のあわします殿堂」という意味があります。
        戦前は釈迦堂と呼ばれ、現在の大堂に隣接(向かって左側)して建てられていましたが、残念なが
        ら昭和20年の戦災に罹り、失われてしまいました。
        このお堂は昭和44年に復興されたものです。
        なお、本殿内陣背面は「常経殿」と呼ばれ、当山復興に貢献された各家先祖代々のお位牌を安置
        しています。

                  


                             


                      


                  


   ● 日蓮聖人御廟所
        宗祖日蓮聖人の御灰骨を奉安する墓塔を廟堂内中央におまつりしています。
        昭和6年の高祖六百五十遠忌に建てられた八角裳階付二重屋根の御真骨堂がありましたが、昭
        和20年4月15日の空襲で焼失。
        昭和54年、宗祖第七百遠忌報恩事業により、宗祖御廟所が復興できました。
        左の廟堂は第2世日朗聖人の墓塔が、右の廟堂は第3世日輪聖人の墓塔が安置されています。
        右側の廟堂は第3世日輪聖人の墓塔が、左側の廟堂は第2世日朗聖人の墓塔が安置されてい
        ます。

                             


                          


                             


      * 日蓮聖人の墓塔が安置されています。(正面)

                  


     * 第2世日朗聖人の墓塔が安置されています。(左側)

                  


     * ●日朗聖人墓塔( にちろうしょうにんぼとう 大田区文化財)
          安山岩製。  石造宝塔。  高さ160センチ(失われている返花座を補うと推定190センチ)。
          池上本門寺二世日朗の墓塔であり、塔身正面に一塔両尊(中央に題目、その左右に釈迦如来
          と多宝如来)を刻み、基礎部分背面には日朗聖人の没年(元応2年/1320)や造立願主の名等が
          刻まれている。
          表面の剥離や損傷のため、銘文は判読しにくいが、塔の型式から、室町時代(15世紀中頃)に
          造立されたものと推定される。
          この型式の宝塔は、当時、南関東の日蓮宗寺院において多く造立されているが、その中でも
          特に大きいものとして注目される。  昭和49年2月2日指定 大田区教育委員会

                                 


     * 第3世日輪聖人の墓塔が安置されています。(右側)

                  


   ● 本院寺務所

                         


      


   ● 浄心居

                  


   ● 紅葉坂
        『新編武蔵風土記稿』には「紅葉坂、方丈の左の坂なり。裏門へ通う坂なり』と記されている。
        坂付近にはモミジの樹が多いことから、この名がついたのであろう。
        坂下で交差する道を北に行くと、西側に松濤園(しょうとうえん)という庭園があり、都の旧跡に指定
        されている「西郷、勝両雄会見の処」という記念碑がある。

                         



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                               ● (入口へ) ●

 

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