(西表島の歴史) 西表島は、古くは所乃島(そないじま)、古見島(こみじま)などと呼ばれていました。 西表島と呼ばれ始めたのは18世紀になってからのことです。 8〜9世紀には既に集落が作られていたらしいです。 明治以降は本格的な石炭採掘が始まり、囚人・県内外・中国・台湾の労働者が多く従事しました。 しかし、マラリヤと労働の苛酷さから逃亡者が続出、発見され捕らえられるとリンチが加えられ凄惨を 極めました。 西表島の集落は、建設と廃村を繰り返してきたが、廃村の原因の多くはマラリヤでした。 マラリヤが最も猛威を振るったのは1945年、八重山諸島の人口の51%が患者となり、第二次世界大 戦での死亡者数を上回りました。 このマラリヤが米軍の手により根絶されたのは1962年(昭和37年)になってからのことです。 マラリヤの撲滅やイリオモテヤマネコの発見以降は、島の東西を結ぶ北岸道路の開通や港湾整備な どが行なわれ島を訪れる観光客も年々増えています。 西表島の東部、仲間川の流域には日本最大規模のマングローブ林があります。 この雄大なマングローブ林を遊覧船に乗って感動体験!上流では国指定天然記念物ウブンドルのヤ エヤマヤシ群落や日本最大、樹齢400年と言われるサキシマスオウノキを見ることができます。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● 石垣島から船(約40分)で西表島に到着。 ● バス・タクシー・レンタカーで仲間川遊覧船乗り場へ。 * (西表島・大原港)・・・(日本最南端の信号) ● さあ出発です。(仲間川遊覧船乗り場から) 船は引き波によるマングローブへの影響を軽減した60人乗りのエコ船です。 ※干潮時は運休するそうです。 ● 遊覧中は船長がマングローブや西表島の自然について楽しくガイドをしてくれます。 河口付近では川幅も広く、さわやかな風を受けながらマングローブの中を進みます。 ● 上流へ進むにしたがい川幅も狭くなり、マングローブが身近に迫ってきます。 マングローブのほかにも亜熱帯特有の植物や鳥など、西表島の自然の豊かさを感じさせてくれます。 ● 上流の船着場へ到着。遊覧船を降りてサキシマスオウノキを見学に。 船着場から遊歩道を歩くこと40m。 日本最大と言われる樹齢約400年のサキシマスオウノキがあります。 (サキシマスオウノキ) アオギリ科の常緑高木です。 国内では、奄美大島・沖縄島・石垣島・西表島に生育します。 この木は国内最大級で、樹齢は数百年とのことです。 樹皮は、紅色の染料や薬用として利用。 板根は、特に熱帯の樹木の特徴で、年に1〜数ミリずつ上方に成長する一方、地下部の深 さはせいぜい20CM程度です。 昔は、切り取って船の舵として使用されていましたが、現在は禁止されています。 * (前方左手が、船着場です)・・・(サキシマスオウノキ 画像をクリックして) 西表島には多くの観光スポットが点在します。 人気のスポットを日帰りで観光バスに乗ってめぐるツアー・アウトドア派の方にはカヌーや海水浴を中心 としたツアーもあります。 目的と趣味に合ったコースを選んで大自然を満喫して下さい。 ● 那覇から飛行機で約1時間で石垣島に着き、 そこからさらに船で40分で西表島に到着です。 ● このページの一部の画像及び文章はイリオモテドットコムの許可を得て転載しています ● (画像をクリックすると、大きくなります。) ● (ホームへ) ● |