(画像をクリックすると、大きくなります) ● 寒風山 標高355mの寒風山は男鹿半島の付け根部分に位置し、全山が芝生で覆われています。 山頂の回転展望台からは東に八郎潟、南北に日本海、遠く鳥海山、西に真山・本山の連峰、入道 崎を一望に見る事ができ、天気が良いと世界遺産の白神山地も見えます。 * (周辺地図)・・・(寒風山)・・・(真山・本山 と 寒風山 ) ● 山名の由来 あしびきの 山の秋風 寒き夜に なほ妻恋の 鹿ぞ鳴くなる と詠まれた高貴な方がいて、その ”寒” と ”風” を採って名づけたといわれています。 別名 ”妻恋山” と呼ばれるのも、この句から来ているともいわれています。 ”羽吹風山・はふかぜやま”は、遮るものがなく、常に風が吹き荒れてる事からといわれてい ます。 ● 回転展望台(薬師長根山頂) 昭和39年にオープンして以来、多くの人に親しまれています。 1F・・お土産品売店、レストラン、 2F・・展示ホール、 3F・・7分間で一回転する回転展望台で、大パノラマを満喫できます。 営業時間: 3月中旬〜12月(中旬期間中無休) 営業時間: 8時30分〜18時(変更あり) 普通料金: 一般550円 小中学生280円 * (回転展望台)・・・(姫ヶ岳) (全景は、パノラマでご覧ください ) ● 誓の御柱 昭和5年10月、男鹿琴湖会が男鹿夏期大学開校10回を記念して五角の石柱に五ヶ条の御誓文を 刻んだ高さ約7mの石碑です。 薬師長根山頂に建てられましたが、昭和39年の回転展望台建設にともない移されました。 以来毎年秋分の日に記念式典が行われています。 ● 明治百年祭施行記念之碑 ”誓の御柱”の傍らにあります。 * (誓の御柱)・・・(明治百年祭施行記念之碑) ● 菅衛真澄の道 (男鹿の秋風) 男鹿を訪れた江戸時代の紀行家・菅江真澄が、寒風山上から周囲を眺望し”男鹿の秋風” の中に、 次のよう に記述しています。 昔、この寒風山の名を妻恋山、また羽吹風山ともいったということである。 ようやく、よじ登ってみると、八尺あまりの九層の石塔がある。 どのくらい年数を経たものであろうか、そこに苔など生いひろがっている。 この塔のそばに倒れている近世の石碑に、梵字がかすがに見られた。 谷底に臨んで野原のような広場があり、ここを経の町という。 どんな由来があるのであろうか。 右手の谷に岩山があり、そのあたりの落窪になっているところを旧珠の池といい、大蛇が通った という大岩がある。 この寒風山の麓は、湖と海にとりまかれていて、ちょうど近江国(滋賀県)の伊吹山に登り、左方 に毛無山、右方に潮津、貝津、山本山など見わたしたようで、三千世界の一望のうちに尽きると も思われ、すばらしい眺望であった。 * (男鹿の秋風)・・・(鳥海山) ● 姫ヶ岳 パノラマラインの妻恋峠の看板の西側にある山が ”姫ヶ岳” です。 別名 ”男山” とも呼ばれています。 * (妻恋峠)・・・(姫ヶ岳)・・・(登山口) 草が刈られた道を10分ほど登って行くと頂上で、石川理紀之助の歌碑があります。 「うちわたす男鹿の島山雲はれて琴の湖たつ波もなし」 石川理紀之助(いしかわりきのすけ)は、明治時代の貧農救済・凶作対策に功のあった人物 で、秋田に生まれ、40を前にして職を離れ、地元の救済に尽くした人物。 頂上からは、素晴らしい展望です。 * (姫ヶ岳頂上)・・・(石川理紀之助の歌碑) (全景は、パノラマでご覧ください ) ● 小展望台 お土産屋の脇の標識(山頂→)に従って、石畳の道を進みます。 展望台は六角形の木造で、この辺一帯は勾配が緩やかな芝生で見晴らしがよいです。 毎年秋分の日近くに行われる ”寒風山祭り” の会場です。 * (お土産屋)・・・(山頂→) * (小展望台) (全景は、パノラマでご覧ください ) ● 寒風山紹介のほんの一部です ● (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |