笠取山〜ヤブ沢〜作場平口コース |
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2008.04.28 |
月 |
晴 |
笠取山(1,953M)−−−笠取山・山梨百名山−−−分岐・水干−−−水干(1,865M)−− 9:52-10:00-------------10:06-------------10:16---------10:28-10:41---
−分岐・水干−−−小さな分水嶺−−−笠取小屋−ヤブ沢峠(左折)−ヤブ沢分岐− ----10:48--------10:53-11:05-------11:14-------11:27----------11:50---
−一休坂分岐・往路合流−−作場平口 ---------12:00-----------12:18
所要時間(休憩は含みません) 笠取山〜水干〜分岐嶺〜笠取小屋〜(ヤブ沢コース)〜作場平口・・113分
(山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください)
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9:52
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シャクナゲや落葉樹に囲まれた狭い笠取山頂上到着。 標識は”笠取山 1,953M 埼玉県”となっています。 しかし前回(2002.11.11)来た時は、”東京都”と書かれていました。 ここは東京都の土地なので書かれていたと思いますが・・・。 その時は、南の展望が開け富士山・大菩薩などが見えましたが、今日は木々が伸びてしまい残 念ながら山々が見えません。
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10:00
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前回と同じように水干に向う事にしたのですが、残雪が踏まれツルツルに凍っているので、引き 返すことにしました。
水干方面に行く場合(2002.11.11の記録を書きました) シャクナゲやクマザサが多い岩のやせ尾根を東に進み三角点のピ-クを通過。 岩ゴツの道を行き、3つ目のピ-クを通過し少し下りた所に 標識”→水干 笠取小屋”・・・現在あるかどうか解かりません。 しばらく行くと分岐になります。 (←水干0.3KM ↑笠取山々頂 ↓シラベ尾根を経て中島川口4.7KM 黒エンジュ頭方面→) 手入れの良い道を水干へ。
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10:06 10:16
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再び”山梨百名山”の標識のところへ戻り、下っていきます。 標識(水干0.6KM→)に従い左折します。
森をつくった人々 下の写真は1922(大正11)年、東京市の市議団一行が、水源地を視察した際にこの付 近を訪れた時のものです。 当時の水源地域一帯は、明治年代に行われた焼き畑を原因とする山火事などにより 裸山が広がり、少し雨が降っただけでも山崩れや洪水がたびたび発生していました。 そこで当時水道事業を担っていた東京市では、これらの災害を防ぐため苗木を植え手 入れをし続けてきたのです。 そして今皆さんの目の前に広がる森林があります。 この辺りのカラマツは、視察の後すぐ植えられたものです。
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水場口分岐( ←水干0.2KM ↑水場道 笠取山西を経て作場平口5.0KM→)になり (多摩川の最初の流れが見られます)
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10:26
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水干到着。 水干の標識・大岩の上に ”水神社” の石碑・ベンチがあります。 標識(←作場平口5.2KM 中島川口5.0KM→)、ここからも ”水場道” へ下る事もできます。
* (ベンチ)・・・(←作場平口5.2KM 中島川口5.0KM→)・・・(水場道へ)
水干(みずひ) 最初のひとしずくは見えたでしょうか? ここが沢の行き止りの意味で”水干”と名付けられた多摩川の始まりです。 すぐ上の稜線付近に降った雨は、いったん土の中にしみこみ、ここから60メートルほど下で 湧き水として顔を出し多摩川の最初の流れとなります。 この流れは、水干沢→一ノ瀬川→丹波川となり、奥多摩湖に流れ込み、そこからは多摩川 と名を変え138キロメートルの長い旅を経て、東京湾に流れ込みます。
* (岩の間からポタポタと水滴が落ち下の水溜りへ・・最初のひとしずく)
前回は水場道の標識を4〜5分下り、多摩川の最初の一滴が流れ出ている場所へ。 岩の間だから流れはじめています。
* (岩の間だから流れはじめています)
分水嶺経由で戻る事にしました。
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10:53 11:05 11:14
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分水嶺で少しの間山々を眺めて休憩。 笠取小屋へ向います。 笠取小屋からヤブ沢峠方面に向かい、砂利林道を緩やかに下っていきます。
* (ヤブ沢を経て作場平口3.7KM)
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11:27
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ベンチのあるヤブ沢峠到着。 標識(←ヤブ沢を経て作場平口2.9KM ↑柳沢峠17KM 笠取小屋を経て水干2.3KM→) ここから左折して、作場平口に向かいます。
* (ヤブ沢峠)・・・(←ヤブ沢を経て作場平口2.9KM ↑柳沢峠17KM)
* (ヤブ沢方面)・・・(柳沢峠方面)
しばらく山道を下りていくと沢沿いになり、水の音が聞こえます。 沢山の丸太の組んである橋を渡るようになり、この頃になると、ハイカ-達が登ってきました。
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11:50
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ヤブ沢分岐を直進。 標識(←一休坂0.6KM ↑一休坂分岐を経て作場平口1.7KM ↓ヤブ沢峠を経て水干3.5KM)
* (案内図・現在地)・・・(ヤブ沢を経て作場平口3.7KM)
* (一休坂方面)・・・(一休坂分岐を経て作場平口方面)
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12:00 12:18 |
湧き水・中間水 ここに小さな湧き水があります。 このように沢でない所から地上に顔を出す地下水の事を”中間水”と呼びます。 この水は地上に降った雨が森林の土の中にしみこみ、途中で水を通しにくい層にぶつかって その層の上を流れ下り地表に顔を出したものです。 この”中間水”は比較的雨の量に左右されやすいものですが、雨の降らない日が数十日続い ても、涸れることなく流れ出ています。
一休坂分岐で往路と合流。 どんどん下り、作場平口に到着。
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