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<< 正門−→洋館−→車寄せ−→玄関 >> ● 駒場公園の正門。 *正門及び塀 重要文化財(建造物) 平成25年(2013)8月7日 指定 旧前田家本邸はもと本郷(現在の東京大学内)にありましたが、昭和5年(1939)、旧加賀藩主前田家 16代当主前だ利為(としなり 1885-1942)侯爵が駒場に本邸を移転しました。 駒場本邸の敷地は約4万uあり、正門前の花崗岩の敷石と縁石は本郷邸で使用されていたものです 正門は間口6.2m、門柱から左右に塀が延び、門衛所が付属します。 *門衛所 重要文化座愛(建造物) 平成25年(2013)8月7日指定 正門に附属する鉄筋コンクリート造平屋の門衛所で、小窓の柱頭飾りやピラミッド型の尖塔型屋根の 意匠に特徴があります。 外壁のスクラッチタイル貼など洋館と共通する仕上げや意匠が用いられており、洋館と同一設計者の 設計によると思われます。 前田侯爵が住んでいた時は、ここに門番がいて訪問者のチェックをしていました。 往時の前田家の使用人は100人以上いたと伝えられます。 内部は改装されていますが、外観は創建時の姿をよく留めています。 ● 正門を入り少し行くと、洋館が見えてきます。 ● 洋館 重要文化財(建造物) 平成25年(2013)8月7日指定 留学や駐在武官としてヨーロッパ滞在の長かった前田利為侯爵は、駒場本邸(洋館)の内外賓客を もてなすにふさわしい邸宅として、昭和4年(1929)に竣工しましたが、当主一家の住居でもありました 設計は高橋貞太郎です。 鉄筋コンクリート造地上2階・地下1階建で、当時最新の設備を取り入れる一方、外観はイギリス貴 族の館であるカントリー・ハウス風の意匠として、伝統的で重厚なイギリスのチューダー様式でまと めています。 外装は石川県小松市産の凝灰岩である大華石(たいかぜき)やスクラッチタイルで装飾されています 第二次世界大戦中に前田侯爵が戦死し、戦後は一時期連合国軍GHQが司令官の事務所などとし て使用しましたが、内外部とも創建当時の状態を良く留めています。 隣にある和館とは、外廊下でつながっています。 ● 車寄せ ● 玄関 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |