(茂来山 1,717.8m) もとは”貰井山”と書きました。 昔、八ヶ岳の名前をつけるには峰の名前が七つしかなかったので、東方にある貰井山をもらって 八つとして八ヶ岳としました。 そこで貰井山→茂来山と呼ばれるようになりました。 今ではお嫁さん(お婿さん)をもらいたい、縁結びの山として人気です。 頂上には、皇太子浩宮様が独身時代の1978年に登頂された登山記念碑があります。 中高年の登山が増え、地元では小学校や町民登山が毎年行われ、元旦登山も行われます。 (茂来山トチノ木・コブ太郎) 推定樹齢・・250年 樹高・・22m 幹周・・5.31m 長野県内で選ばれた4本のうちの1本です。 佐久町のトチノキ”茂来山のコブ太郎” 飯山・鍋倉山のブナ”森太郎” 木曾郡楢川村のカラマツ”ジャンボカラマツ” 東部町のシナノキ”弘法大使の逆さ杖” 茂来山コブ太郎保護協議会の方達が保護活動を進めています。 佐久町観光協会に頼むと、ボランティア観光案内人がガイドをしてくれるそうです。 山里では、昔から木の実を食糧の足しにしてきました。 その頃は田も畑も少なく、年によっては寒い夏や長雨の年も度々あり穀物の収穫が少 ない時が多く、木の実は大切な食糧でした。 木の実はくり・とちのみ・くるみなどです。 茂来山の森でも、実のなる木は大切にされてきました。 明治時代を迎え、国の管理する国有林(現在の東信森林管理署)になってからも、実 のなる木は残すように努めました。 炭焼きや木材として伐採する時も、とちの木は伐らずに残されてきました。 その中の一本が、とちの木・コブ太郎です。 (大王トチノキ) ”コブ太郎”より樹齢が古く、幹周りの大きいのでこの名が付きました。 とても大きな木で、根元付近はゴツゴツしています。 昔は、この付近の山に沢山あるトチノキの実を材料にして、これをあく抜きしてトチ餅を作っ たり、穴を開けてトチ笛を作りました。 (槙沢コース) 国道299号 館・旭入口 → 林道茂来線 → 徒歩は林道槙沢線 車は林道槙沢線分岐点から500M先登山道標左折→管理小屋→駐車場→ →登山道→大クリの木→急坂・原生林→霧久保沢コース合流→山頂 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください) (交通) 中央道・・・須玉IC又長坂ICから国道141号千曲病院入口(右折) 国道299(十国峠方面) 館・旭入口まで10分 滝平橋まで12分 上信越道・・佐久ICから国道299号 館・旭入口まで48分 滝平橋まで50分 バス・・JR小海線羽黒下駅・臼石荘行き 槙沢入口、東小前 下車 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |