●● 曽々木海岸 ●● (国指定名勝及び天然記念物 昭和17年3月7日指定) 指定地域は岩倉山を頂点として、東方は垂水の滝まで、西方は町野川の河口まで、そして満潮時 における海辺から沖の100mの扇形面である。 この曽々木海岸は、約1500万年前の海底火山の噴火によって後背地の隆起により形成されたと 言われている。 岩倉山の裾は青松に覆われながら断崖をなして紺碧の海に迫り桧皮色の大岩石、緑色の巨岩が 続く海岸の景観は雄大である。 そして海蝕洞や凹穴、台地、さらに水成岩に挟まれた火成岩の俗称「かいもち岩」や「窓岩」、「福 が穴」など地学の標本室のような観を呈し学問的にも高く評価されている。 また「能登の親不知」と言われたころの古道も残っており海浜植物にもヒゲスネ、イワショウブ、オニ アザミ等の貴重なものがある。 国指定の名勝と天然記念物を併せもつ地域は全国的にも珍しい。 ● 窓岩ポケットパーク 曽々木海岸のシンボルの窓岩は板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴があります。 この穴は、源義経が矢を射って開けたという伝説もあります。 冬の寒くて波が荒い日には波の花が見られます。 ● 曽々木ポケットパーク 曽々木海岸の八世乃洞門トンネルの海岸には波の花遊歩道という遊歩道が整備されています。 江戸時代中期に作られ一般道路として使われていたようです。 海の植物や生き物を観察したり洞穴とかあって楽しめ、珠洲側には垂水ノ滝があります。 2007年3月の能登半島地震の影響で八世乃洞門トンネルとともに2010年現在でも立ち入り禁 止になっています。 自動車は新たに開通した八世乃洞門新トンネルを通ります。 ● 真浦ポケットパーク 曽々木と珠洲市の境目にある「垂水の滝」は高さ15mの断崖から直接海へ落ちる珍しい滝です。 夏はシャワー代わり、冬は日本海から吹きつける強風のため水が舞い上がり滝でありながら水が 落ちてこないという不思議な現象もみられます。 このあたりも冬の寒い日の波が荒い日に、波の花があらわれることでも知られています。 * (窓岩ポケットパーク)・・・(曽々木ポケットパーク)・・・(真浦ポケットパーク) <輪島市の紹介> 日本列島の真ん中、日本海に大きく突き出した能登半島の北端に位置する輪島市は、日本を代 表する伝統工芸「輪島塗」の産地として、また新鮮な山海の幸と素朴な人情が売り物の「輪島朝 市」や「千枚田」「曽々木海岸」などの観光名所として、その名を広く知られています。 半島の先端に開けた地形は、天然の良港である輪島港を開き古来より海上交通の要衝として栄 えてきました。 美しい景観と豊かな恵みをもたらす海山に囲まれたこの地に、輪島の人々はさまざまな文化を取 り入れ独自の文化と歴史を築いてきました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (アクセス) 窓岩ポケットパーク 輪島市から国道249号を珠洲市方面に進み、「白米千枚田」を通過。 県道6号の交差点を過ぎ、東へ約1kmの海側に「窓岩ポケットパーク」と駐車場があり ます。 曽々木ポケットパーク 輪島市から国道249号を珠洲市方面に進み、「白米千枚田」を通過。 県道6号の交差点を過ぎ、東へ約1kmの海側に「窓岩ポケットパーク」があり、そこから 約500m先の「八世乃洞門新トンネル」手前海側に「曽々木ポケットパーク」と駐車場が あります。 真浦ポケットパーク 輪島市から国道249号を珠洲市方面に進み、「白米千枚田」を通過。 県道6号の交差点を過ぎ、東へ約1kmの海側に「窓岩ポケットパーク」、その先約500m 先の「八世乃洞門新トンネル」を通過すると「真浦ポケットパーク」になり駐車場があります。 ((画像をクリックすると、大きくなります)) ● (ホームへ) ● |