入笠湿原 (標高 1,734m) 位置・・北緯35度54分 東緯138度10分 面積・・約18,500u この入笠一帯には数多くの湿原がありますが、南アルプスとしては珍しいものです。 いずれも樹木の伐採等の環境の悪化により消滅しようとしています。 地質は秩父古生層に属し植生学的には陸地化がすすんでいる湿原です。 自生する主な植物は シラカンバ・ズミ・レンゲツツジ・コケモモ・モウセンゴケ・アヤメ・チダケサシ・サワギキョウ クサレダマ・ハンゴウソウ・ウメバチソウ・ヤマドリゼンマイ・コウリンカ・ヤナギラン・ヒメハテワラビ ミツバオーレン・スズラン・トリカブト・ギョウジャニンニク(山ネギ)・ヤマホタルブクロ・ヤマオダマキ などがあり、四季を通じて訪れる人を楽しませてくれます。 この自然は、すべての人々の宝です。みんなで大切に保護しましょう。 昭和52年10月 富士見町
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