(男鹿水族館HPの展示フロアをお借りました) (画像をクリックすると大きくなります) |
<< (3)秋田の森と川の魚−→(4)日本海の海底 >> ● (3)秋田の森と川の魚 太陽の光がふりそそぐ野外水槽は季節感いっぱいです。 上流域 滝のある流れの急な上流域には岩陰にイワナやヤマメが潜みます。 中流域 流れが穏やかな中流域は、魚種も多く、大型のコイやフナが出現します。 池・沼 流れのない湖沼や池には水草が生茂り小さな生物たちの隠れ家になっています。 アズマヒキガエル 分布:近畿以東の本州 主に東日本に生息し、西日本には亜種のニホンヒキガエルが生息する。 東北の高山では体が小さい傾向にある。 たまに住宅街でも歩いていることがある。 「ガマガエル」と呼ばれることもある。 モリアオガエル 分布:本州 主に山地の水田や山林に生息する。 シュレーゲルアオガエルによく似ているが、眼の色が赤いので見分けることができる。 産卵は4〜7月に行われ、池の上の枝などに泡状の卵塊を産みつけるのが特徴である。 ヤマアカガエル 分布:本州、四国、九州、佐渡島 山地の森林や田んぼに生息する。 背中には2本の筋があり、鼓膜の後ろあたりで折り曲がっているのが特徴。 2月頃に冬眠から覚めて産卵するが、産卵後は」また休眠する。 カジカガエル 分布:本州、四国、九州 主に渓流などに生息する。 体色は地味な色をしているが、鳴き声はとても美しく、小鳥がさえずるような鳴き声である。 その美しい鳴き声から、昔の貴族の間で飼育されていた記録も残っている。 * 秋田のカゴ漁 餌を入れた漁具を一定間隔のロープで連ねて海底に沈めます。 エビ・カニ類の他にザラビクニン(魚類)やエッチュウバイ(貝類)などの深海生物も入ってきます! ● (4)日本海の海底 日本海は東側を日本列島、西側をユーラシア大陸に囲まれ、表面積105.9万平方キロメートル、全 容積168.2万平方キロメートルです。 他の海域とつながるところは対馬海峡、朝鮮海峡、津軽海峡、宗谷海峡、間宮海峡の5ヵ所です。 表層には海流が薄く分布し、その下層の300m以深には海域内で生成された日本海固有水という 1度以下の溶存酸素の多い海水で占められています。 その量は全容積の85%を占めています。 その固有水の海域では秋田だけではなく日本海沿岸域の食文化を支える重要水産物が数多く 生息しています。 海にはいろいろな環境があり、その環境において区分されています。 その中で海の深さについてはどのようにわけられているのでしょうか? それは下図にあるように分けることができます。 水深200mまでを表層といい、一次生産の盛んな層で有光層ともいいます。 そして水深200〜1000mまでを中深層、1000〜3000mを漸深層、3000〜6000mを深海層、6000m より深い所を超深海層といいます。 200mより深いところは光がほとんど届かないため無光層ともいい、一次生産がないため餌が乏し く水圧も増加するので生物にはきわめて厳しい環境となります。 このように水深を区分した場合3000m以上を深海ということになりますが、200mより深いところは 光のほろんど届かないこと、一次生産のないことから深海と呼んでいます。 男鹿半島沿岸の表層水温は、夏には約28度まで上昇し、冬は約7度まで下がります。 しかし、水深300mより深い海域は季節にかかわらず、水温は1〜2度です。(日本海固有水)。 日本海の海底では、そのような水温の低い海底に生息する魚たちを展示しています。 実際に定置網漁で使用している網です。 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |