(男鹿水族館HPの展示フロアをお借りました) (画像をクリックすると大きくなります) |
<< (5)サンゴ礁の生きもの−→(6)アマゾンの生きもの >> ● 標識「サンゴ礁の生きもの→」に従ってエレベーターで上ります。 ● (5)サンゴ礁の生きもの おおくの生き物がすみ、豊かな恵みを与え合う「サンゴ礁」は、地上の熱帯林と並ぶ重要な生態 系を海の中に形成しています。 私たち人間の生活にも深く関わっていて、サンゴに共生してい る共生藻(褐虫藻)は、二酸化炭素を体内に閉じ込め、地球の温暖化を防いでいます。 また、台風や高波の力を弱める「生きた防波堤」の役目もします。 この「サンゴ礁」は海洋面積のわずか0.3%ほどに過ぎませんが、地球温暖化の原因になっている 二酸化炭素への影響の点で、大変注目されています。 また一方では、そこにすむ色とりどりの魚が、サンゴを餌にしたり身を守るために隠れたりと、海の 生き物たちのとっても「育みの場」になっているのです。 * オーストラリアにいる生き物たち オーストラリア近海には世界最大のサンゴ礁と言われているグレートバリアリーフを初め、様々な 生き物たちが生息する場所が多く存在します。 その中には独自の進化を遂げたオーストラリア近海にしか生息しない固有種も多く生息しています ● (6)アマゾンの生きもの アマゾン研究小屋 熱帯林は地球全体の気候に影響を与えるばかりでなく、資源の宝庫ともいわれています。 人がまだ森と共存していた頃、地球表面の12%は熱帯林でした。 現在ではその5分の1が消えてしまいました。 消えていく速度を遅らせるために、私たちは森をもっと知らなくてはなりません。 そのため最近では、熱帯林の一番未知のところ、「森のテッペン(樹冠)」の調査・研究が行われ るようになりました。 具体的には、木と木の間に橋を架けて調べたり、大きな熱気球にゴムと ネットでできた樹上研究所を吊り下げる方法もあります。 このように自然の中に滞在して研究する方法を「フィ−ルドワーク」といいます。 今では世界中の研究者が熱帯林を守るために、この方法で研究を重ねています。 * ピラクル アマゾン川は世界一の流域面積をもと、世界一大きな森林地帯を育んでいます。 地球上の大気の循環や気候を調節する点で、大切な役割を果たしています。 生息する魚の種類もおおく、1,000〜1,400種はいるといわれています。 この流域には、鱗をもつ「世界最大の淡水魚」、ピラルクがいます。 体長3m以上、重さ約200kgにもなるピラルクの語源は、「ピラ」が現地インディオ語で魚、「ウ ルク」は赤い潅木を意味します。 生息環境の悪化に加え、肉質が良く美味しい上に、腐りにくいことも災いして乱獲されてきた ため、野生での生息数は年々減少しています。 このため、ブラジル国内や各国の水族館では、「繁殖」を目指した技術開発を行っています。 ピラクルの骨格標本 ピラクルは餌を丸呑みし、おろし器のような舌骨ですりつぶしてから飲み込みます。 舌骨を始め、生きているピラクルでは見ることができない口の中を観察してみてください。 このピラクルの骨格標本は当館で死亡したピラクルの頭部で職員が作成したものです。 性別:メス 全長:145cm 体重:24.5kg 年齢:不明 生年月日:不明 搬入年月日:2004/6/23 死亡年月日:2010/2/11 飼育日数:2051日 * デンキウナギ ワニが失神するほどの電気を出す! 最も強く出す電気は800v(家庭用コンセントの約8倍)で1000mA (人間は100mAで致命傷) 体の8割が発電器官! ウナギの仲間ではない! * ピラニア 人食い魚!? ピラニア・ナッテリー 分布:アマゾン川 肉を食べる怖い魚というイメージがあるが、ピラニアの仲間の多くは臆病で、生きた人や動物 を襲い食べることはほとんどない。 ただし、血の匂いを敏感に感じとり襲ってくることがあるため、傷から血が出ているときに川に 入るのは危険である。 現地では食用魚として人々に食べられている。 * ピラニアの歯 ピラニアの歯はするどくとがり、牙のようになっています。 この歯を使って、肉を引きちぎって食べることができます。 臆病な魚ではありますが、噛まれ ると大怪我になることもあるため、触るときは注意が必要です。 * 日本海が、よく見えます。 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |