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<< 普門閣(チケット売り場)−→参進閣−→本堂−→お堂の建築 >> ● 普門閣(チケット売り場)へむかいます。 ● 普門閣(チケット売り場) 開山・後白河院800年遠忌を記念して平成4年5月に落ち慶したもので、この棟の完成で寺観が一 新し雨天参拝が容易になりました。 掛額は前天台座主・山田恵諦大僧正の揮毫によるものです。 ● 参進閣 千体千手観音立像(国重要文化財)が並ぶ本堂への参拝者の玄関口です。 参拝者が下足を脱ぎ、本堂へ出入りする参拝通路で、お守りなどの授与所も併設されています。 通路奥には、ハスの花を幻想的に写した芸術家の松原昭俊氏の作品が奉納され、展示されてい ます。 ● 本堂 本堂が「三十三間堂」と通称されます。 これは東面して、南北にのびるお堂陣の柱間が33もあるという建築的な特徴によります。 「三十三」という数は、観音菩薩の変化身にもとづく数を表しています。 平安後期、約30年の間、院政を行った後白河上皇が、自身の職住兼備の「法住寺殿/ほうじゅうじ どの」と呼ぶ院御所内に、当時、権勢を誇った平清盛の資材協力によって創建したものでした。 ところが、そのお堂は建長元年(1249)、市中からの火災により焼失し、鎌倉期・文永3(1266)年に現 在の本堂が再建されました。 朱塗りの外装で、堂内は、花や雲文様の極彩色で飾られたといい、今もわずかにその名残を停めて います。 堂内には1001体もの観音様がまつられています。 地上16m、奥行き22m、南北120mの長大なお堂は、和様、入母屋造り本瓦葺きで、手前からはる か彼方へ一点透視的に漸減する眺めは、胸のすく爽快さです。 ● お堂の建築 火災で焼失の後、文永3年(1266)に再建されたもので、母屋正面の柱間が三十三間・約12mもあ り国宝に指定されています。 土塀を少なくしたり、粘土と砂を層状に重ねた「版築/はんちく」地盤にするなど、耐震のための「揺 れる建造物」隣っています。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |