(5)麓山神社→賤機山古墳

       


                       (画像をクリックすると大きくなります)
   

              << 百段階段−→麓山神社(拝殿・本殿)−→賤機山古墳 >>


  ● 「百段階段」(八千矛神社左手)をのぼり「麓山神社/はやまじんじゃ」へ。

                      


     * (右画像/再び階段で・・・)

                  


                          


  ● 麓山神社(はやまじんじゃ)
       古来、賤機山に鎮座。「山宮」と称せられた。 本社の別宮。 漆塗極彩色。
       例祭 4月22日
       大山祇命を主神とし、日本武尊を配祀する。
       主神は本社浅間神社の木之花咲耶姫命の御父神にまします。
       当社は宮元八ヶ町の氏神でもある。

    * (拝殿)

                  


                            


                      


    * (本殿)

                          


  ● 賤機山古墳へ向かって下っていきます。

                          


  ● 左側に石碑「国指定史跡 賤機山古墳」があり、わきの階段をのぼります。

                          


                  



            


  ● 国指定史跡 賤機山古墳(しずはたやまこふん)  昭和28年3月31日指定
       ●賤機山古墳
           賤機山古墳は、静岡平野の中心部に突き出た賤機山の南端に造られています。
           葬られた人物は特定できませんが、6世紀後半にこの地方を治めた有力な豪族の墓と考えら
           れます。
           古墳の形は、直径約32m・高さ約7mの円墳で、内部には巨大な横穴式石室が造られ、石室
           内には遺体を納めた家形石棺が置かれています。

                   


        横穴式石室
           賤機山古墳の横穴式石室は、巨石を組み上げて造られ、県内最大の規模をほこります。
           石室は、遺体を安置する玄室と、玄室への通路である羨道〜前庭とからなり、南に開く羨道
           の入口は、遺体を納めた後で人頭大の川原石が積まれ塞がれてました。
           玄室と羨道の床には、拳大の川原石が敷き詰められ、奥から入口にかけては穏やかに傾斜
           しています。
           玄室と羨道の上には、重さ14tを超える巨大な石を含む7個の天井石が載せられ、天井石の
           上には雨水の浸透を防ぐために、粘土で覆われています。
           石室の石材は、高草山南端の大崩海岸から運ばれたと考えられています。
        家形石棺
           賤機山古墳の石棺は、家の屋根の形をした蓋と、箱形の身の部分から成る長さ2.91mの大
           形の家形石棺で伊豆の凝灰岩を刳り抜いて作られています。
           蓋には、四角形の突起が、左右に3対(6個)と前後に1対(2個)付いています。
           8個もの突起を持つ家形石棺は、全国的には珍しく、この地方独特のかたちと言えましょう。
           蓋と身との合わせ目には、ベンガラ(鉄の赤色酸化物)が塗られていました。

            


        出土遺物
           石室内は、過去に盗掘に遭い、副葬品の一部は失われました。
           特に、石棺は側面に穴をあけて内部が荒らされ、棺内には、冠帽の破片やガラス玉などがわ
           ずかに残されていたのみです。
           しかし、石棺外には、遺物が数多く残され、中でも奥壁の前、石棺の西側、羨道からは、それ
           ぞれまとまって出土しました。
           遺物には土器や装身具、武器、武具、馬具、銅鏡、銅鋺などがあり、これらの遺物の時代は、
           6世紀後半から7世紀前半に及んでいます。
           また、前庭の入口では、数個の甕が破片の状態で出土しましたが、これは、墓前でのお祭り
           で使われたものと考えられます。

             



                          


       (1)地盤の造成
          尾根を、古墳の芯となるように丸く削り、その中央は石室を造るために大きく堀りくぼめます。
       (2)石室を造る
          大きな石を組み上げて石室を造ります。
          両横と奥に石を積み上げ、その上に蓋となる天井石を置き、石の外側を土で固めます。
          また、墳丘の裾から盛土を積み始めます。
       (3)墳丘を造る
          裾から盛土を積み墳丘の下半分が出来上がります。
          石室の上には、雨水の浸み込みを防ぐために粘土を貼ります。
       (4)古墳の完成
          頂上部分にも盛土を積み、全体の形を整えて、墳丘が完成します。

    * (右画像/1)

       


    * (2)・・・(3)・・・(4)

    



                         (画像をクリックすると、大きくなります)


                               ● (入口へ) ●

 

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