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<< 拝観受付所−→宝物館−→講堂−→句碑−→大書院/障壁画−→名勝庭園−→石庭 >> ● 拝観受付所 長谷川等伯一門によって描かれた国宝障壁画を納める「収蔵庫」と、利休好みの庭として昔より東山 随一の庭といわれる「名勝庭園」の拝観受付をおこなっています。 ● 宝物館 (拝観受付所の隣り 撮影禁止) わが国の最高の名作、国宝障壁画が納められています。 桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿を飾っていた金碧障壁画が智積院には 残されています。 「楓図」「桜図」「松と葵の図」「松に秋草図」等は国宝に指定されています。 ● 講堂 一、大寺院の重要な機能である教室を意味するもので、智積院では真言密教の最も重要な儀式であ る潅頂の道場や檀信徒の回向道場として使用している。 850年御遠忌の記念事業として、平成7(1995)年に落慶。 本尊の阿弥陀如来はもとは金堂に安置されていたものを移したもので平安時代後期の造立である ● 句碑 ひらひらとつくもを ぬひて落花かな この句は、高濱虚子(1874年〜1959年)が、昭和5年4月に智積院を参拝された時に作られました。 「つくも」とは、高さが1〜2メートル、池沼などに生える多年草である太藺(ふとい)のことで、かつて 智積院の池に沢山生えていたことが、この句から窺えます。 この句碑は、昭和48年2月に、千葉県神野寺、山口照道師より寄進されたものです。 * 講堂前を右側に進み角を曲がると庭園が見えてきます。 ● 大書院へ入っていきます。 * 宝物館に収蔵されている国宝障壁画(「楓図」「桜図」「松と葵の図」「松に秋草図」)のレプリカです。 * 左側 * 右側 ● 名勝庭園 この庭は利休好みの庭と伝えられ、中国の廬山を模したものと云われます。 正面右側より奥は祥雲禅寺時代のもので、桃山時代の特長ある刈込みを主体としています。 中央の築山は、阿弥陀ヶ峰の山麓を利して作られたもので、江戸好みの感じを出しています。 之は第七世運敞僧正(江戸三大名墨家)に依って修築されたもので、池は宸殿造りの泉殿が釣殿を 思わせます。 全体的に庭は小さく、池に築山が影を写して借景を利用し奥深い幽玄さを見せ洗練された築庭の美 を感じさせます。 庭には歩く庭、立見の庭、座っての庭とありますが、この庭は座って見る庭で名勝庭園の中でも傑 作の一つに数えられます。 尚植込みの見頃は5月中旬から6月上旬にかけ、つつじ、さつきの頃が一段と艶やかさを添えてくれ ます。 *庭園を手入れしていました。 ● 大書院の石庭 * 本坊横の庭(大書院からの渡り廊下の先本坊の横) * 案内に従って進みます。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |