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<< 拝観受付所−→不二桜−→瓢箪池−→東大門−→五重塔 >> ● 拝観受付所 * (好日門を入ります) ● 不二桜「八重紅枝垂れ桜」 樹齢120年 目通り1.5m 樹高13m 枝張り7m 平成18年2月現在 この桜は「八重紅枝垂れ桜」とよばれ、エドヒガン系の園芸品種で色の濃い八重咲きの華麗な花 を咲かせます。 移枝できりサクラでは園内最大級の大きさで開花は4月中旬です。 岩手県盛岡市の旧家で育てられたのです。 平成6年秋田県を経て、三重県鈴鹿市の農園が譲り受けて大切に育てていました。 平成18年が弘法大師入唐求法の旅より帰朝せられて、1200年の記念の年であることから、東寺 信徒総代で森紙業株式会社最高顧問の藤定輝好氏より寄贈され、この直径15mの円形花壇に 移植されたものです。 名前は弘法大師の「不二のおしえ」から「不二桜」と命名されました。 日本一高い五重塔を背景に、120年後も美しい花を咲かせ続けることを祈一ています。 真言宗総本山 東寺 * (左画像/チケットより) (全景は、パノラマでご覧ください) ● 瓢箪池を渡り、東大門に向かいます。 (全景は、パノラマでご覧ください) ● 東大門(重文 不開門/あかずのもん 鎌倉時代) 創建年代は未詳。 現存の建物は建久9年(1198年)文覚上人の大勧進によって再建。 建武3年(1336年)6月30日、新田義貞が決死の覚悟で東寺の足利尊氏を攻め、危機に陥った尊 氏は門を閉めて、危うく難を逃れることができた故事により「不開門」とも呼ばれている。 のち慶長10年に豊臣秀頼が大修理を加えたものと伝えられる。 ● 五重塔(国宝 江戸時代) 東寺の象徴として広く親しまれている五重塔は、天長3年(826)弘法大師の創建着手にはじまりま すが雷火などによって、焼失すること4回におよんでいます。 現在の塔は、正保元年(1644)徳川家光の寄進によって竣工した総構55mの、現存する日本の 古塔中最高の塔です。 全体の形もよく、細部の組ものの手法は純和様を守っており、初重内部の彩色も落着いて、江 戸時代前期の秀作です。 * (右画像/初層内部 北西より/パンフレットより) 耐震構造 創建以来4回の焼失を経ていますが、地震で崩壊した記録はありません。 これは塔身が各層ごとに、軸部・組み物・軒を組み上げ、これを最上層まで繰り返す積み上げ構 造になっていて、材木同士も切り組や単純な釘打ち程度で、緊結されていない柔構造なので、 地震のエネルギーは接合部で吸収され、上層へ伝わるにつれて弱くなり下と上の層が互い違い に振動することになります。 柱も各層では短いため、倒れようとする力よりは元に戻ろうとする復元力の方が大きいので、地 震に強いと考えられます。 心柱 多くの部材で積み上げられた塔身は乾燥で収縮するが、独立した心柱はあまり収縮しない。 そのためズレが生じ、そのズレを直すために、元禄5年(1692)1尺5寸(約50cm)ほど 心柱を切り 下げたため、須弥壇下の心柱の彩色が少しずれている。 **************************** * 時計回りに * 拝観入口 * 拝観出口 * ぐるり一周 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |