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<<鐘楼−→句碑(福地直哉・伊藤雅休)−→阿弥陀堂−→瓣財天堂−→讃衡蔵>> ● 鐘楼 (岩手県指定文化財) 康永2年(1342)に金色堂別当頼栄の発願により鋳造された盤渉調の梵鐘。 撞座は長い歳月にわたる打鐘で窪み、現在この鐘が撞かれることはない。 鐘身の銘文には建武4年(1337)山上の堂塔が火災により焼失したと記し、奥州藤原氏以後の歴史を伝 える資料としても貴重である。 径86センチメートル ● 句碑 福地直哉 目にうれし こころに寒し 光堂 伊藤雅休 なな重八重の 霞をもれて 光堂 ● 阿弥陀堂 讃衡蔵の向かいに阿弥陀堂があります。 ご本尊は阿弥陀如来。 向かって右に小槌を両手で高く掲げた大黒天、左に蔵王権現(ざおうごんげん)が安置されています。 お札所には、蔵王権現が描かれた散華も置かれています。 ● 瓣財天堂 本尊の辧財天十五童子(べんざいてんじゅうごどうじ)は宝永2年(1705)、仙台藩主伊達綱村公正室仙姫 の寄進。 現堂宇は正徳6年(1716)に建立された。 讃衡蔵に収蔵されつ国宝「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図/こんこうみょうさいしょうおうきょうきんじ ほうとうまんだらず」十幀は、もとは仙姫寄進の厨子に納められ、この堂内に奉安されていた。 辧財天は水と豊かな実りをつかさどるインド・サラスヴァティー河の女神で、仏教と共に日本に伝来した 八本の腕をもち、手には弓矢などを執るが、これは「金光明最勝王経」 「大辧才天女品」の記述による 池や河川とともにまつられ、水流の美しい響きにちなんで「妙音天/みょうおんてん」とも称し、言葉や知 識、音楽や芸能の神として信仰される。 また十五人の童子を使ってさまざまな利益をもたらす福徳神である。 福徳円満、子宝天授、安産、学業成就と所願に応じて利益を授ける。 辧財天ご真言 おん そらそばていえい そわか ● 讃衡蔵(さんこうぞう)。 中尊寺に伝わる文化財・宝物を永く後世に伝える宝物館として建設され、平成12年(2000)に新築され ました。 館名の讃衡蔵とは「奥州藤原三代(清衡・基衡・秀衡の衡)の偉業をたたえ(讃)る宝蔵」という意味です 現存する3,000点以上の国宝・重要文化財のほとんどがここに収蔵され、仏像・経典・奥州藤原氏の副 葬品など、貴重な文化財を拝観することができます。 (全景は、パノラマでご覧ください) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |