(5)瑞雲閣〜仏殿

                          


 (「禅の里永平寺へようこそ」よりお借りしました)

                          <<瑞雲閣−→大庫院−→仏殿>>


                         (画像をクリックすると、大きくなります)
  
   ● 瑞雲閣(ずいうんかく)
        大庫院の二階には「瑞展(ずいてん)」とも称される一般参籠者の宿泊に当てられる和室や応接間
        があります。
           大庫院ノ一部ニシテ貴賓ノ接待所に充ツ

                          


   ○ 順路案内板(←大庫院 参拝帰路)に従って行きます。

                          


   ● 大庫院(だいくいん)
        昭和5年(1930)に改築され地下1階地上4階、木造建築物です。
        庫院の入口には永平寺50世玄透禅師(げんとうぜんじ)揮毫の「庫院/くいん」という額があります
        中にはいると、永平寺67世元峰禅師(げんぽうぜんじ)の筆になる「法喜禅悦/ほうきぜんえつ」と
        いう額が掛けられ、その両脇の聯(れん)には永平寺73世泰禅禅師(たいぜんぜんじ)」によって
          法食同輪永転山園之隆盛
             (ほうじきりんをおなじくし、とこしなへにさんえんのりゅうせいをてんず)
          証修忘跡平増香閣之禎祥
             (しょうしゅうあとをぼうじ、たいらかにこうかくのていしょうをます)
        と揮毫されています。
          これらの聯・額は食事を作る人も、その弁食を頂く人も共に三輪空寂(さんりんくうじゃく・与える
          人も、受ける人も、その物も清浄)であるという意味。
        正面中央には足の早いことで有名な守護神「韋駄尊天/いだそんてん」が祀られています。
        1階・・・食事を作る「典座寮」とよばれる台所があります。
        2階・・・「瑞雲閣(ずいうんかく)」。
        3階・・・和室の150畳敷きの大広間「菩提座/ぼだいざ」があり、伊藤彬
             画伯による襖絵があります。
        4階・・・知庫寮(ちこりょう)の倉庫で雲水の日常品等が保管されています。


                    


                  


    * (証修忘跡平増香閣之禎祥)・・・(法喜禅悦)    (法食同輪永転山園之隆盛)

                              


        庫院前に懸けられている「擂粉木/すりこぎ」は、明治35年(1902)仏殿建立に使用された地突き棒を
        丸めてスリコギに仕立てたもので、「永平寺のスリコギ」として有名です。

                                  


   ● 仏殿(ぶつでん)
        明治35年(1902)の改築で、中国宋時代様式の二重屋根と、床は石畳となった大変美しい伽藍
        です。
        中央の須弥壇(しゅみだん)と呼ばれる壇の上には、本尊の釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ/お釈迦
        様)が祀られ、三体の仏像は向かって左側から過去・現在・未来の三世を現しています。
        仏殿の下層眉間(みけん)には、永平寺50世玄透禅師(げんとうぜんじ)揮毫の「覚王宝殿」という
        額が掲げられています。
        また欄間には禅宗の逸話が図案化された12枚の彫刻がはめられています。

                             


                  


                 


              


            


               


                         (画像をクリックすると、大きくなります)


                               ● (入口へ) ●

 

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