御殿山 ( ごてんやま 363.9m  千葉県南房総市 )
御殿山からのパノラマ 大黒様展望台からのパノラマ 高照禅寺コース

   ●御殿山
       「房州低名山」・「ちば眺望100景」。
       頂上には4本のマテバシイと1本のスダジイの大木・東屋・ベンチ・展望図があります。
       富山伊予ケ岳鋸山、三浦半島、丹沢や箱根の山々、富士山も見えます。

   ●御殿山の由来
       日本武尊が安房地方を平定した折、平定地を一望できるこの地を根城としたことから御殿山
       と言い伝えられているそうです。

      


   ●峰林山大黒様(里を見おろす大黒様)
       ここ峰林山の頂上に祀られている大黒様は俵から高さ90センチあり石は硬質砂岩系統のもの
       で地元にはない石で出来ています。
       製作年代は、風化の状態から江戸時代中頃のものと思われます。
       峰林山のふもとに住むある古老の話では、この大黒様はもともと今のように山のてっぺんにあ
       ったのではなく、ふもとにあって川辺七軒の集落のいわば仲間の共有物でした。
       いつの頃からか、七軒の仲間が、この集落にどうか福が授かりますようにと石工の常五良に大
       黒様の彫刻を頼み、にこやかで福々しい大黒様ができ上がり、これを集落の中央に安置したの
       です。
       ところが仲間の1人が言いました。
       「世の中に縁起をかつぐという言葉があるが、どうせかつぐなら仲間で山のてっぺんまでかつぎ
       上げたらよかんべ」と七軒の仲間は早速、翌日頂上までかつぎ上げました。
       それ以来、七軒仲間の家業は今まで以上に繁昌しましたが、川辺の仲間うちの長老の胸の中
       にはこんな思いがあったのです。
       一お大黒様はみんなを守って福をさずけるんじゃ、どうせなら峰林山のふもとにおいてなさるよ
         り、高いところからおいらたを守って下さった方がいいんだ。
         そうすれば川辺の七軒だけでなく、まわりの山田のもんもみんな福わさずかるんだから−
       こんな奇特な思いと温かくにこやかな顔・・・
       それはまるで大黒様のようでした。          富山町

                         


         



        (アクセス)
            「高照禅寺コース」に記載してありますの参考にしてください。


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