●御殿山 「房州低名山」・「ちば眺望100景」。 頂上には4本のマテバシイと1本のスダジイの大木・東屋・ベンチ・展望図があります。 富山、伊予ケ岳、鋸山、三浦半島、丹沢や箱根の山々、富士山も見えます。 ●御殿山の由来 日本武尊が安房地方を平定した折、平定地を一望できるこの地を根城としたことから御殿山 と言い伝えられているそうです。 ●峰林山大黒様(里を見おろす大黒様) ここ峰林山の頂上に祀られている大黒様は俵から高さ90センチあり石は硬質砂岩系統のもの で地元にはない石で出来ています。 製作年代は、風化の状態から江戸時代中頃のものと思われます。 峰林山のふもとに住むある古老の話では、この大黒様はもともと今のように山のてっぺんにあ ったのではなく、ふもとにあって川辺七軒の集落のいわば仲間の共有物でした。 いつの頃からか、七軒の仲間が、この集落にどうか福が授かりますようにと石工の常五良に大 黒様の彫刻を頼み、にこやかで福々しい大黒様ができ上がり、これを集落の中央に安置したの です。 ところが仲間の1人が言いました。 「世の中に縁起をかつぐという言葉があるが、どうせかつぐなら仲間で山のてっぺんまでかつぎ 上げたらよかんべ」と七軒の仲間は早速、翌日頂上までかつぎ上げました。 それ以来、七軒仲間の家業は今まで以上に繁昌しましたが、川辺の仲間うちの長老の胸の中 にはこんな思いがあったのです。 一お大黒様はみんなを守って福をさずけるんじゃ、どうせなら峰林山のふもとにおいてなさるよ り、高いところからおいらたを守って下さった方がいいんだ。 そうすれば川辺の七軒だけでなく、まわりの山田のもんもみんな福わさずかるんだから− こんな奇特な思いと温かくにこやかな顔・・・ それはまるで大黒様のようでした。 富山町 (アクセス) 「高照禅寺コース」に記載してありますの参考にしてください。 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |