蛾ヶ岳からのパノラマ(富士山方面から) |
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● 蛾ヶ岳 ・武田信玄の館から見て正午になると、この山の真上に太陽が来たので「昼ケ岳」といったそうで、 その後、昆虫のガである「蛾」の字をあてて、「ヒル」と読ませたと伝わっている。 ・山に蛭が多かったので「ひるがたけ」ともいわれた。 ・形状が蜀の蛾眉山に似ているので「俄眉山」とも呼ばれている。 というように、いろいろ説があるようです。 ● 四尾連湖(昭和34年・山梨県立自然公園に指定) 標高850m、周囲1.2qの山上湖で、山梨県でも有数の景勝地です。 古くは、富士山麓の山中・河口・西・精進・本栖の富士五湖と泉端・明見湖と共に龍神が祀られ、 富士内八海の霊場の一つに数えられていました。 湖畔にはキャンプ場があり、四季を通じての釣りや130種を超える鳥類のバードウォッチングなど アウトドアライフが楽しめます。 (伝説) 昔から雨乞いの伝説がありました。三、四百年前、二人の兄弟づれの侍が湖に住む怪牛を射止 め、兄弟も犠牲になったそうです。 この年はひどい干ばつでしたが、兄弟の犠牲が通じ、間もなく大雨が降り出したといいます。 それ以来、干ばつの時には、兄弟の墓に詣でて牛の頭を湖水に沈めて雨乞いを行ったと伝えら れています。 (いわれ) 「志比礼湖」 とも 「神秘麗湖」 とも書かれていました。 「四尾連湖」 といわれるようになったのは、四尾連湖の神が 「尾崎龍王」 という龍神であり、 四つの尾を連ねた竜が住んでいる湖ということだそうです。 ● 身延線トレッキングガイド 参照 市川大門駅から四尾連湖畔(1)までタクシーで入り、案内板に従って登山道へ。 30分ほど歩くと大門碑林公園へのコースと分岐(2)します。 ここを右へ曲がり、小高山の雑木林を抜けて、頂上直下から10分間ほどの西肩峠(3)の急斜面を 登れば蛾ヶ岳頂上(4)です。 精進湖と本栖湖に連なる尾根から雄々しく立つ富士山や竜ヶ岳、振り返れば盆地越しの八ヶ岳・ 南アルプス・奥秩父が一望でき、眺望は抜群。 見おろす四尾連湖は神秘的に水面を揺らします。 岐路はもとの道をしばらく戻った後、分岐(2)を直進。 詩人・野沢一の詩碑が見守る四尾連峠(5)を越え、仏岩大展望台(6)へ。 甲府盆地と周辺の山々が望める他、戦国の世の面影を残すのろし台も復元されています。 そこから尾根の西面を下って1時間。 赤松の巨木に囲まれた道を抜けて、ひらしお源氏の館(7)に到着。 市川大門駅へは歩いて約30分ほどです。 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください) ● アクセス 車・・・・・・・中央自動車道・甲府南ICより約50分 中部横断自動車道・増穂ICより約40分 電車・・・・・JR身延線市川大門駅よりタクシー約30分 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |