香取神宮 鎮座地・・千葉県香取市香取1697 御祭神・・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)又の御名 伊波比主命(いはひぬしのみこと) 出雲の国譲りの神話に出てくる神様です。 御神徳・・古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が最も篤く、毎年1月1日早朝に天皇陛下は 東方をお向きになり、香取神宮・鹿島神宮に御拝なされます。 特に『神宮』の御称号(明治以前には伊勢・香取・鹿島のみ)を以て奉祀されており中世以 降は下総国の一宮、明治以後の社格制では官幣大社に列し、昭和17年勅祭社に治定さ れ今日に至っています。 奈良の春日大社、宮城の鹽竈神社を始めとして、香取大神を御祭神とする神社は全国各 地に及んでいて、広く尊崇をあつめています。 一般からは家内安全、産業(農業・商工業)指導の神、海上守護、心願成就、縁結安産の 神として深く信仰されています。 その武徳は平和・外交の祖神として、勝運、交通安全、災難除けの神としても有名です。 御由緒・・・・大神は天照大神の御神勅を奉じて、国家建設の基を開かれ国土開拓の大業を果たされ た建国の大功神であります。 故に昔から国民の崇敬非常に篤く、国家鎮護・国運開発の神、民業指導の神、武徳の祖 神として広く仰がれております。 御創祀は、神武天皇十八年と伝えられ、現在の御社殿 は元禄十三年の御造営に基ずく ものです。 明治以降は、官幣大社に列せられ、毎年四月十四日の例大祭には宮中より御使いが参 向される勅祭の神社であります。 (画像をクリックすると、大きくなります) (参道入り口) 参道入り口には、お土産屋さんが沢山ならんでいます。 草だんごはとても美味しいので、お奨めです。 また入り口には、広い駐車場があります。 (二の鳥居・参道) お土産屋さんを見ながら行くと、目の前に大きな赤い二の鳥居がたっています。 (一の鳥居は、県道55号線を佐原方面から来ると、県立病院近くに建っています) 鳥居をくぐり、3万7千坪の境内に広がる緑が素晴らしい参道を軽く上っていきます。 両脇には、沢山の石灯篭がたっています。 香取神宮の森は信仰の場として保護されてきたので杉の巨木・イヌマキ・モミ・クロマツの大木も 残り、森は天然記念物になっています。 * (緑豊かな参道) (神池・神徳館) 総門の左手に神池・右手に神徳館があります。 * (神池) * (神徳館) (総門) 石の鳥居をぐると幅20米の石段の上に、角柱12本の脚門で華麗な朱塗りの総門があります。 (手水舎) 総門を入ると手水舎(てみずしゃ)があり、清らかな水が常に湧いています。 * (手水舎)・・・(香取神宮・御由緒) (桜門 昭和58年重文指定) 楼門は本殿同様元禄13年の幕府造営のものです。 三間一戸で、様式的には純和様で構築され丹塗りが施されています。 屋根は入母屋造銅板葺ですが、当初はとち葺でした。 楼門内安置の随身は俗に左大臣右大臣と呼ばれていますが正面向かって右の老人像は「竹内 宿祢」、左の壮年像は「藤原鎌足」と伝えられています。 また楼上 の額は 「東郷平八郎」の筆によるものです。 この楼門は上下階のバランスの良さは素晴らしく、香取神宮のシンボル的な建物となっています。 * (右2枚/拝殿方面より) (拝殿) 黒漆塗りで周囲の朱色に対比して荘厳な雰囲気をかもしています。 昭和15年に改築した檜皮葺屋根、黒漆権現造りの典雅な社殿です。 ●大祓(おおはらえ)式 毎年6月と12月に行われ、それぞれ半年分の厄災をお祓いします。 特に、夏の大祓を “夏越の大祓” と呼び、古くより行われてきた神事です。 知らず知らずのうちに犯した罪・けがれをお祓いし、病気や災いを避ける為の神事で、申 し込まれた人形(ひとがた)を6月30日の大祓式にてお祓い致してもらえます。 このお祓いの為に6月中境内に茅の輪(ちのわ)を設けています。 (祈祷殿) 拝殿の右手にあります。 徳川綱吉の奉納による建物で、かつては拝殿として使われていたそうです。 (神札第二授与所) 拝殿の左手にあります。 * (神札第二授与所)・・・(祈祷殿) (御神木・・右画像) 御札所前にあり、樹齢千余年、目通り7.4mという見事な御神木です。 (大正天皇御手植松) 拝殿の左手にあります。 |
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宝物館は昭和四十一年式年大祭を記念して建設されました。 国宝・重文を始め宝物多数を陳列公開しています。 (社務所) 宝物館の脇にあります。 * (神札授与所・宝物館)・・・(右画像/社務所) (御本殿) 重要文化財。(昭和52年重文指定) 香取神宮の本殿は、平安時代には伊勢の神宮と同様に20年ごとのお建替の制度がありましたが 戦国時代には衰退しました。 現在の本殿は、元禄13年(1700) 徳川幕府の手によって造営されたものです。 慶長年間の造営で用いた桃山様式を元禄の造営時にも取り入れよく受け継いでいます。 本殿の様式は正面柱間三間の流造に後庇を加えた両流造り、現在屋根は桧皮葺ですが、もとは 柿葺でした。 規模も大きく、また建築様式も近世前期の正統的な手法を用いており、全国的に見てもこの時期 の神社建築を代表する建物です。 * (御本殿) (神庫・香取文庫) 御本殿の右手にあります。 * (神庫)・・・(香取文庫) (摂社 鹿島新宮・末社 桜大刀自神社・摂社 匝瑳神社) 御本殿を取り巻くようにあります。 * (摂社 鹿島新宮)・・・(末社 桜大刀自神社)・・・(摂社 匝瑳神社) (三本杉) 神饌殿の側にあります。 源頼義が、この杉に 天下太平・社頭御栄・子孫長久の三つの願成就せば この杉自ら三岐に別れん と祈願したところ三枝に別れ、以来これを三本杉というようになったそ うです。 (香雲閣・桜ノ馬場) 香雲閣・・大正天皇始め各皇族御参拝の砌御休憩の由緒ある当神宮附属建物で予め社務所に 申し込めば参拝者に開放して便宜を図ってくれます。 桜ノ馬場・・神苑裏山で、桜樹数百本で、花の名所。 筑波山・鹿島山・水郷などの景色が一望できます。 * (茶店の右手を行くと香雲閣 ・ 左手に行くと桜ノ馬場です) ● 御祭日が季節ごとに沢山あります。 (画像をクリックすると、大きくなります) (アクセス) 車の場合 東関東自動車道・・・・東京より約90分 佐原香取インターを降りてすぐの信号を左折。 2分ほど走ると右手に香取神宮の正面駐車場が見えてきます。 高速バスをご利用される場合 千葉交通バス 浜松町発東京駅経由「佐原廻り銚子行き」→ →佐原香取インター下車→徒歩15分 JR東関東バスor関東鉄道バス 東京駅発「佐原廻り麻生行き」→香取神宮前下車→徒歩約5分 電車をご利用される場合 @東京駅〜佐原駅直通の特急電車のご利用 A東京都内の駅から普通電車利用 ■ JR東京駅(総武線地下2階ホームより乗車) ■ JR東京駅 ↓ JR特急あやめ号(成田線成田経由「銚子行き」) ↓ JR総武線 or JR外房線 ■ 佐原駅 ■ JR千葉駅 ↓ タクシー or バス ↓ JR成田線 ■ 香取神宮 ■ 佐原駅 ↓ タクシーorバス ■ 香取神宮 ※香取駅からはタクシー・バスなどありませんので、佐原駅をご利用の方が便利です。 ● 香取神宮のホームページを参考にしました ● (別途、伊能忠敬旧宅・・鹿島神宮・・水郷佐原水生植物園を載せてあります) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |