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<<瓢池−→海石塔−→翠滝−→三芳庵水亭−→竹根石手水鉢−→夕顔亭−→伯牙断琴の手水鉢>> ● 瓢池(ひさごいけ) ● 昔このあたりを蓮池庭(れんちてい)といい、兼六園発祥の地です。 池は瓢箪形をしているので後に「瓢池」と名づけられました。 前方の翠滝は安永3年(1774)につくられたものです。 * (長谷坂を下ると)・・(瓢池) ● 海石塔(かいせきとう) ● 瓢池の中島に建つ、高さ4.1mの塔。 虫が喰ったように穴の空いた淡茶色の笠石が、六重に重ねられています。 3代藩主・利常がつくらせ、金沢城の庭園にあった13層の石塔の一部を移したという説と、朝鮮出兵の 際、加藤清正が持ち帰ったものを、のちに豊臣秀吉が前田利家に贈ったという説があります。 ● 翠滝(みどりたき) ● 霞ヶ池から流れ出て瓢池に注ぎ込む大滝で、夕顔亭の対岸にあり、高さ6.6m、幅1.6m、水量が豊富、 滝音も大きく、目と耳を同時に楽しませてくれます。 (全景は、パノラマでご覧ください) ● 三芳庵 ● 兼六園発祥の地といわれる瓢池畔の三芳庵は、夕顔亭隣の本館、すぐ前の瓢池畔の水亭、その池に 落ちる翠滝上の別荘(現在はありません)の三つの庵より名づけられました。 創業明治八年より、文豪・芥川龍之介や各皇族の方々がおいでになった由緒ある場所です。 * (三芳庵水亭) ● 竹根石手水鉢(たけねいしちょうずばち) ● 手水鉢は竹の化石のようにみえるため、この名がありますが、椰子類の茎と根の化石で、学術上極め て珍しく1億3000万年前のものと鑑定。 直径約40cm、中央が空洞で、厚さが5〜8cm。空洞部分に水が貯められ胴の高さは20cmほど。 * (竹根石手水鉢) ● 夕顔亭 ● 安永3年(1774年)に建てられた園内最古の建物。 蓮池庭(瓢池周辺)にあった四亭の一つで、当時のままの姿を今に伝える茶亭です。 その名は、茶室の次の間の壁に夕顔(瓢箪)の透彫りがあることから名付けられました。 本席は質素で三畳台目で相伴畳を構えた大名茶室で藩政時代は「滝見の御亭」とも呼ばれていました ● 伯牙断琴の手水鉢(はくがだんきんのちょうずばち) ● 表面には中国の琴の名手「伯牙/はくが」が友人の死を悲しんで琴の弦を断ったという故事が浮き彫りに されています。 金工「後藤程乗/ごとうていじょう」の作といわれいます。 夕顔亭の縁先にあるこの手水鉢は、高さ 45cm、直径85cm。 * (伯牙断琴の手水鉢) ● 松濤坂(しょうとうざか)を上って霞ヶ池方面へ 松濤坂 蓮池門口から入って茶店・三芳庵の左手にある幅広の坂です。 坂名は松籟(松に吹く風)を濤(大波)に例えたものと伝わっています。 かつて蓮池庭の正門であった蓮池門旧址の正面にあることから「表坂」とも。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |