* (4/同心番所)・・(5/百人番所)・・(39/二の丸雑木林)・・(38/二の丸休憩所)・・(37/新雑木林) (画像をクリックすると、大きくなります) |
<< 大手三の門−→同心番所−→百人番所−→皇居正門石橋旧飾電燈−→ −→二の丸雑木林−→二の丸休憩所−→新雑木林 >> ● 大手三の門 三の丸尚蔵館の前を過ぎたところにあり、本来は枡形門で、両側和水堀でした。 内側には同心番所があります。 ここを駕籠に乗ったまま通ることができたのは、尾張・紀伊・水戸の徳川御三家だけで、それ以外の 大名はここで降ろされ検問を受けたことから、この門は下乗門とも呼ばれました。 ● 同心番所 「番所」とは、警備の詰所のことで、百人番所、大番所とこの同心番所の3つが残っています。 城の奥の番所ほど、位の上の役人が詰めていました。 ここには同心が詰め、主として、登城する大名の供の監視に当っていました。 屋根瓦の一番高い場所には、徳川家の葵御紋の妻瓦があり、軒先は普通の三巴紋の瓦となってい ます。 同心・・・江戸幕府の諸奉行・所司代・城代・大番頭などの配下に属し、与力の下で庶務・警備の 仕事をしていた下級役人を総称したもの。 ● すぐ先に「百人番所」があります。 百人番所 本丸と二の丸へ通じる要所である大手三之門の前に設けられた番所です。 鉄砲百人組と呼ばれた、甲賀組、伊賀組、根来組、二十五騎組の4組が昼夜交代で詰めて いました。 各組には同心が100人ずつ配属されていたところから百人番所と呼ばれるようになったとい われています。 (全景は、パノラマでご覧ください) ● 菖蒲田方面へ向かうと、右側には「皇居正門石橋旧飾電燈」が設置されています。 ● 右折すると、左側が「二の丸雑木林」です。 二の丸雑木林 武蔵野の代表的な風景である雑木林は、約20年ごとに燃料用に伐採され、下草や落葉は毎年肥 料として集められるなど、人間生活との深い関わりにより形成されたものです。 コナラ・クヌギなどの落葉樹の林が保たれ、チゴユリなどの春植物(樹木の葉が開く前の林内が明 るいうちに葉を広げ、花を咲かせる植物)をはじめ、多様な動植物が生息・生育できる林となってい ます。 ● 右側には、「二の丸休憩所」が。 ● 新雑木林を通って菖蒲田へ。 新雑木林 昭和天皇の御発案でつくられた雑木林を拡張してはどうかとの天皇陛下のお考えから平成14年 (2002)に整備されました。 常緑広葉樹の植えられていた区画を落葉広葉樹の林にしたもので、多様な生き物のすみかとな るよう、隣の雑木林から種子や昆虫の卵の入った表土を選び入れ、野鳥や昆虫の好む樹木を植 えて、小さな流れもつくりました。 新雑木林の主な樹木・・・クヌギ・コナラ・アカシデ・カマツカ 野鳥や昆虫が好む植物 オトコヨウゾメ・コゴメウツギ・ウグイスカグラ・ウメモドキ・ガマズミ 新雑木林の主な野草 春 ニリンソウ・エビネ・チョウジソウ・アヤメ・ミヤコグサ 夏 ノカンゾウ・コオニユリ・ヤマユリ・アキカラマツ・フシグロセンノウ アキノタムラソウ 秋 リュウノウギク・キクタギク ********************** * (ニリンソウ)・・・(チョウジソウ) * (アヤメ)・・・(ノカンゾウ)・・・(コオニユリ) * (ヤマユリ)・・・(フシグロセンノウ)・・・(チゴユリ) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |