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<< 松尾芭蕉句碑(2句)−→見晴台−→尾根道−→休憩所 >> ● 「しばらくは 花の上なる 月夜かな」 芭蕉 薫山素水 書 横溝豊 篆刻 高竹山 隷額 この芭蕉碑は明治20年4月の百草園開園に向けて、三堀武蔵が建てたものです。 明治の初めに廃寺となり、荒れ果てていた慈岳山松連寺の跡地を地元出身の生糸商青木角蔵が 買い取り、公園として整備したのが百草園の始まりです。 角蔵の横浜での仕事仲間でもあり、蕉風の俳人でもあった三堀(俳号月華)は、もともとこの地にあ った「月見塚」という芭蕉碑が無くなっていたことを憂いて新たにこの碑を建立し、「華見塚」と称して かつての様子を復元するとともに、裏面に百草園開 園の次第を記して、青木角蔵の功績を讃え ました。 園内にあるもう一つの芭蕉碑の裏面には「月華」の俳号で詠んだ三堀の句も刻まれています。 ● 芭蕉句碑 「春もやや けしき調(ととの)ふ 月と梅」 ● 階段を登り「見晴らし台」へ ● 階段をおりて尾根道を進みます。 ● 右側の階段をのぼると休憩所です。 ● 反対側の階段を下り、下の道と合流し「若山牧水歌碑」方面へ ● スダジイの大木に説明版が貼り付けてあり、そのわきを下っていきます。 多様な生物を支える植物たち 百草園敷地内には日野市天然記念物に指定されているシイノキ群をはじめ、シラカシ・クヌギ・コ ナラなどの大型の樹木が自生し、昆虫・動物・鳥類他が生息しています。 春先のウグイス・初夏のホトトギスやカッコウ・夏のヒグラシ(セミ)の鳴き声。 また秋から冬にかけて美しい羽根色を見せるルリビタキなど、ぜひ散策時、自然の中の大型樹 木や野鳥・小さな生き物にもご注目ください。 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |