(1)若山牧水生誕百周年建立歌碑 |
(3)松尾芭蕉句碑→見晴台 |
(4)若山牧水歌碑→芭蕉天神 |
● 百草園(松連寺跡) 日野市指定名勝・史跡 百草園のある百草地区一帯には、平安時代末期から鎌倉時代にかけて、鎌倉幕府の御願寺であ った真慈悲寺があったと推定されている。 その後この地には松連寺という寺院が建立された。この寺は江戸時代中期に、小田原藩主大久保 加賀守忠増の夫人であった寿昌院慈岳元長尼が再興したことで知られている。江戸近郊の名所とし て「江戸名所図会」などにも紹介され、大田南畝ら多くの文人墨客が訪れたが、明治になって廃寺と なった。 明治20年(1887年)に百草出身の貿易商青木角蔵が、庭園百草園として一般に公開し、北村透谷や 若山牧水ら多くの著名人が訪れた。 現在は京王電鉄株式会社の所有となり、梅の名所として広く知られている。 日野市教育委員会 * 「松連庵」・「三檪庵」のふたつの施設は貸し出しています。 (左/若山牧水生誕百周年建立歌碑)・・(中/あずまや)・・(右/寿昌梅) (左/松連庵)・・(中/三檪庵)・・(右/子育て地蔵) (左・中/松尾芭蕉句碑)・・(右/見晴台から) (左・中/若山牧水歌碑)・・(右/芭蕉天神) ● 真慈悲寺推定地出土の中世瓦(42点) 日野市指定有形文化財(考古資料) 平成23年8月17日指定 平成元年に京王百草園内で行われた発掘調査で、13世紀中頃と同後半に製作されたと考えられる 約5,000点にのぼる大量の中世瓦が出土した。 特に13世紀後半には、総瓦葺きの建物が存在したことが推測され、その軒先に飾られた「蓮華唐草 文軒平瓦/れんげからくさもんのきひらがわら」は、東京都内で他に類例のない特徴的なものである。 なお、京王百草園に隣接する百草八幡神社所蔵の阿弥陀如来坐像(国指定重要文化財)の背中に 刻まれた銘文から、建長2年(1250)に武蔵国多西郡吉富郷(百草・落川及び多摩市を中心とした地域) に「真慈悲寺」という寺院があったことが知られる。また鎌倉幕府の記録書である「吾妻鏡」の文治2年 (1186)の記述には「武蔵国真慈悲寺は御祈祷の霊場なり」とあり、重要な寺院と認識されていたことが うかがえる。 これら瓦の出土によって、真慈悲寺の存在とその所在地が、京王百草園一帯に推定されることなり 貴重な資料といえよう。 日野市教育委員会 ● 案内コース (1) 正門−→料金所−→若山牧水生誕百周年建立歌碑−→あずまや−→ −→トイレ−→中央階段−→休憩場−→石碑「不許葷酒入山門」 (2) 寿昌梅−→松連庵−→神社門−→三檪庵−→藤棚−→心字池−→子育て地蔵 (3) 松尾芭蕉句碑(2句)−→見晴台−→尾根道−→休憩所 (4) 若山牧水歌碑−→芭蕉天神 ● 開園時間 午前9:00 〜午後5:00 (11 月・12 月は午後4 :30 まで) 定休日 水曜日 (祝日の場合は翌日、 年末年始12 月30 日〜 1 月3 日) * 催事期間中は無休 ● 入園料 大人/ 500 円 小人/ 100 円 障がい者手帳をお持ちの方2割引 年間パスポート 発売料金2,000円(有効期間:発行日より1年間) *大人券のみ ● アクセス 交通 京王線百草園駅下車徒歩10分 百草園駅から当園までの間には途中急坂があります 京王線聖蹟桜ヶ丘駅・高幡不動駅からタクシー10分 駐車場 ありません (京王百草園HPを参考にしました) (近くの高幡不動尊・・日野宿本陣 も載せてあります) (画像をクリックすると大きくなります) ● (ホームへ) ● |