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<< 常行堂−→地蔵菩薩−→鐘撞き祈願受付所−→鐘楼堂−→ −→常行堂跡・法華堂跡−→東門跡−→観自在王院跡−→洲浜 >> ● 常行堂(じょうぎょうどう) 本尊は宝冠阿弥陀如来。 奥殿には秘仏魔多羅神(またらじん)をまつる。 毎年正月20日に古式常行三味の修法が行われ、国指定の重要無形民俗文化財である。 現在の常行堂は、享保17年(1732)に再建されたものである。 *遣水方面 ● 地蔵菩薩 お地蔵さまは餓鬼道(がきどう)の能化(仏菩薩)である。 地蔵十益、地蔵二十八益という利益がある仏さまで、手に持つ宝珠は如意の玉ともいわれ、この お地蔵さまを信仰すれば、願い事が心のままになるという意味である。 ● 鐘撞き祈願受付所 ● 鐘楼堂 現在の鐘は昭和50年、人間国宝香取正彦氏の作で、天台座主山田恵諦大僧正の銘が刻まれて います。 姿形は、平等院風を思わせ、美しい音色を響かせています。 鐘のつき方 鐘つきをご希望の方は札所にお申し出ください。 一、割符にお名前を書き、二つに割ってください。 二、鐘楼に登り、割符の記名した方を三方にお納めください。 三、撞木のヒモを持ち、しっかりと引き、和らかく一打願います。 四、一心に願いを込めて合掌し、余韻の続くまでご祈念ください。 *仏様のお名前が書かれた方は、お持ち帰りになり、離さず身に付けるか、清浄な場 所にお置きください。 *お納めいただいた割符」は、月例の法要にて祈願いたします。 *奉納料500円 ● 常行堂跡・法華堂跡 慶長2年(1597)野火のため焼亡。 向かって右が常行堂跡で5間15.4m方形、礎石の残る左が法華堂跡で5間11.8m方形であった。 常行堂の礎石は現常行堂の礎石に使われたのか残っていないが根石があり、存在が確認された。 両堂はそれぞれ常行三昧、法華三昧を修法する堂宇であり渡廊で結ばれていた。 * 常行堂跡 * 法華堂跡 ● 東門跡 往時は築地塀(ついじべい)が境内の東端、南端を囲んでいた。 東門から境内を出ると観自在王院や車宿(くるまやどり/牛車の駐車場)のある街路が現れる。 東門から敷石道が圓隆寺と鐘楼を結ぶ東翼廊に続いていた。 * 山門方面へ ● 観自在王院跡(かんじざいおういんあと/正面の園池) 毛越寺を建立した基衡公、その妻が建立した大小二つの阿弥陀堂を観自在王院という。 四隅が丸みを帯びた方形の苑池(舞鶴が池)を中心とする浄土庭園を有し、特別史跡名勝に指 定されている。 毛越寺との境にある玉石の敷地は車宿(現在の駐車場)であったという。 現阿弥陀堂の東側には基衡公夫人の墓碑がある。 ● 洲浜(すはま) 池の東側から大きく突き出た州浜は、ひろびろとした海岸の砂洲(さす)を表現しており、水位の昇 降に応じてその姿を変化させる。 ゆったりとしたその姿は、出島とは対照的な景趣である。 * (出島石組と池中立石)と(洲浜) (全景は、パノラマでご覧ください) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |