出島石組周辺からのパノラマ 経楼跡傍からのパノラマ 州浜付近からのパノラマ |
(2)本堂→開山堂 |
(4)常行堂→鐘楼堂→洲浜 |
● 毛越寺 (世界文化遺産 特別史跡・特別名勝) 白鹿伝説 寺伝によると嘉祥3年(850)慈覚大師が東北巡遊のおり、この地にさしかかると、一面霧に覆わ れ、一歩も前に進めなくなりました。 ふと足元を見ると、地面に点々と白鹿の毛が落ちておりました。 大師は不思議に思いその毛をたどると、前方に白鹿がうずくまっておりました。 大師が近づくと、白鹿は姿をかき消し、やがてどこからともなく、一人の白髪の老人が現われ、 この地に堂宇を建立して霊場にせよと告げました。 大師は、この老人こそ薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し、嘉祥寺と号しました。 これが毛越寺の起こりとされます。 寺名の読み 毛越寺はモウツウジと読みます。 通常、越という字をツウとは読みませんが、越は慣用音でオツと読みます。 従ってモウオツジがモウツジになり、更にモウツウジに変化したものです。 歴史 毛越寺は奥州藤原氏二代基衡の建立です。 「吾妻鏡/あづまかがみ」によれば全盛期には、金堂(本堂)円隆寺を中心に堂塔四十余宇、禅 坊五百余宇が建ちならび、伽藍の荘厳さは吾朝無双と評されました。 円隆寺、講堂、常行堂、法華堂などからなる伽藍の背後には塔山がそびえ、前面には大泉が 池が広がります。 当時の建物はすべてを失っていますが、基檀や礎石は良好に跡をとどめ伽藍の旧状をうかが い知ることができることから、特別史跡に指定されています。 大泉が池を中心とする毛越寺庭園は、国を代表する平安時代の「浄土庭園」として名高く、特 別名称に指定されています。 ● 毛越寺伽藍復元図 平泉発掘調査団長東京大学名誉教授 藤島亥治郎博士考証、 光風会会員 白石隆一画伯 油絵。 「その荘厳なること 本朝無双なり」とうたわれました。 当時の諸堂宇と、今に残る浄土庭園の壮麗な量を実地と対照して観賞してください。 * (山門/左)・・(本堂/中央)・・(開山堂/右) * (遣水/左)・・(曲水の宴/中央)・・(常行堂/右) * (出島石組と池中立石)と(洲浜) ● 案内コース (1) 駐車場−→山門−→山門札所−→石碑・祠−→手水舎−→ −→松風庵−→「夏草」英訳の句碑−→宝物館−→ −→出島石組と池中立石−→参道−→芭蕉句碑−→南大門跡 (2) 本堂−→築山−→大泉が池−→花菖蒲園−→開山堂 (3) 嘉祥寺跡−→講堂跡−→金堂円隆寺跡−→経楼跡−→ −→鐘楼跡−→中島−→遣水−→曲水の宴 (4) 常行堂−→地蔵菩薩−→鐘撞き祈願受付所−→鐘楼堂−→ −→常行堂跡・法華堂跡−→東門跡−→観自在王院跡−→洲浜 ● 拝観時間 午前8時30分〜午後5時 11月5日〜3月4日は午前8時30分〜午後4時30分 ● 拝観料 大人/500円 高校生/300円 中・小学生/100円 ● アクセス 電車(JR東北本線)の場合 一ノ関〜平泉 9分 花巻〜平泉 47分 盛岡〜平泉 1時間27分 * 平泉駅より毛越寺まで0.7km (徒歩7分、車3分) 東北自動車道 一関ICから約15分 平泉・前沢ICから約10分 (毛越寺のHPを参考にしました) (別途、中尊寺・・八幡平・・姫神山・・栗駒山を載せてあります) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |