● 姫神山(ひめかみさん 1,124m)日本二百名山のひとつ。 盛岡市の中央にそびえる左右非対称的な独立峰で、岩手山とは対照的に女性的な山容です。 全山が花崗岩からなり、頂上付近には花崗岩の露岩が多く見られ岩手山をはじめ、素晴らしい展 望です。 外山早坂高原県立自然公園。 山麓の渋民村(盛岡市玉山区渋民)出身の歌人石川啄木がこよなく愛したことで知られています。 ● 山名の由来 別名・・・御姫(ヶ)岳・玉東山・姫岳 とも呼ばれるそうです。 ヒメ(姫・媛)は「小さい」「かわいい」という意味で女性を表します。 カミ(神)は神聖な山や上(かみ)のことで、高い山を表します。 岩手山が男性的に対して、小さく、細く、優しい女性など、諸説があります。 * (頂上からの岩手山/残念ながら霞んでいます)・・・(一本杉登山口先からの岩手山) ● 信仰 山麓にある姫神嶽神社は姫大明神、須勢理姫命(すせりひめのみこと)を祭り、「岩手山」と「早 池峰山」と共に「北奥羽の三霊山」として、山岳宗教の中心であったそうです。 征夷大将軍坂上田村麻呂が東征の折、守護神として烏帽子神女姫をこの山に奉り、この地方を 支配する勢力を鎮めたといわれ、その後、里の人々は山頂に姫大明神を奉り、麓の玉東山筑波 寺には十一面観音を安置して平安を祈ったそうです。(三山伝説) ● 伝説 早池峰の女神に心惹かれた岩手山の神が、妻の姫神をオクリセンの神に「目のとどかぬところに 送り届けよ」と命じたそうです。 しかし夫を想う気持ちがある妻の姫神は、足を遅らせ踏み止まったとのこと。 翌朝、岩手山は目の前にまだ姫神がそびえるのを見て怒り狂い、真っ赤な火を噴いた上に、言い 付けに背いたオクリセンの首をはねてしまったそうです。 (山道などが変更されている場合もありますのでご注意ください) ● 登山コース案内図 一本杉口・・90分 こわ坂口・・100分 田代口・・70分 城内口・・120分 ● アクセス(イワカガミ平まで) *車の場合 東北自動車道の場合 滝沢ICを下り、国道4号を北上し玉山村へ向かうと右側に姫神山が見え始めます。 啄木記念館を過ぎると間もなく「芋田交差点」があり右折。 その後は「一本杉登山口コース」に記載してあります。 盛岡市方面からの場合 「一本杉登山口コース」に記載してあります。 (別途、毛越寺・・中尊寺・・八幡平・・栗駒山を載せてあります) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |