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<< (20)船越の舞台−→伝統工芸館・西門 >> ● (20)船越の舞台(ふなこしのぶたい) 回り舞台を備えた漁村の歌舞伎舞台 指定区分:重要有形民俗文化財 旧所在地:三重県志摩市大王町船越 建物区分:歌舞伎舞台 構造形式:正面入母屋造、背面切妻造、桟瓦葺、一部二階、桁行9.1m、梁行10.8m 建築年代:安政四年(1857)、墨書 船越は海女漁(あまりょう)で栄えた漁村で、舞台は集落の鎮守船越神社境内にありました。 毎年旧暦六月の祭礼に芝居が奉納された場所です。 舞台両脇の張出部を出語り(でがたり)といい、上手(正面に向かって右)の上段を太夫座(た ゆうざ、語り)、下段を囃子座(はやしざ、演奏)、下手(正面向かって左)の上段を花座(会計)、 下段をシテザ(小道具)と呼びます。 中二階には楽屋が設けられていました。 廻り舞台(まわりぶたい)のほか、セリアゲ(スッポン、舞台床の一部を上下に昇降させる設 備)のある花道、花吹雪を降らせたりする舞台上部の簀子(すのこ)など、歌舞伎に必要な舞 台装置もほぼ備えています。 瓦(かわら)に見える「若」の文字は、舞台の設立と運営を若者組が行っていたことを示して います。 ○ 回り舞台 場面の回転をすばやくしたり、演出効果を狙って舞台を回転させる ○ わたりの柵・・高所作業用の通路 ○ ブドウ棚・・・・雪などを降らすときに使用 ● 木の橋を渡ると、標識(←伝統工芸館 西門出口)が。 ● 伝統工芸館 ● 西門 伝統的な藍染めを手軽に体験できる施設で、日本民家園の西門も兼ねています。 川崎市の紺屋の技術を継ぎ、8基の「藍がめ」を管理して、藍染め体験、ミニ展示、講座などを行って います。 伝統工芸館のみ入館の場合は無料です。 (日本民家園に入場する場合は、入園料が必要です) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |