● 由緒 明治27年(1894)4月、福住政兄が中心となり、二宮尊徳翁の教えを慕う6ヶ国(伊勢、三河、遠江、 駿河、甲斐、相模)の報徳社の総意により、尊徳翁を御祭神として、生誕地の小田原の小田原城 二の丸小峰曲輪の一角に、神社が創建されました。 * (御社殿)・・・(報徳二宮神社HPからお借りしました) ● 表参道の大鳥居の左側は報徳会館です。 * (表参道)・・・(報徳会館) ● 表参道の大鳥居へ進みます。(平成29年秋、新しい木製の大鳥居に建て変わりました) * (平成29年秋以前の大鳥居) ● 二宮尊徳翁(1787〜1856) 経済なき道徳は戯言であり 道徳なき経済は犯罪である 江戸時代後期の農政家・思想家。 通称金次郎。 尊徳はは武士の名乗り。 幼少時の逸話が一般に知られているが、後に「報徳仕法」と呼ばれる独自の方法と理念で、小田原 藩や日光神領などを含む、多くの諸家諸領の復興につくした。 直接・間接的に指導した農村は六百余りにものぼる。 内村鑑三著「代表的日本人」の中でも、19世紀末、欧米諸国に対して「日本人の中にも、これほど素 晴らしい人物がいる」と苦難の時代を救った偉人として尊徳翁は紹介されるなど、明治時代以降の政 財界人にも多くの影響を与えたのである。 翁の教訓や訓言は、今の時代にも通じる、私達が手本とすべきものばかりである。 ● 参道の左側には「きんじろうカフェ」があります。 * (右画像/参道) ● 手水舎(参道左側) ご参拝の前に、手水を受け身を浄めます。 基本作法 1、右手で柄杓を持ち、水を採り左手を清めます 2、左手に柄杓を持ち替え、水を採り右手を清めます 3、もう一度右手に柄杓を持ち替え、水を採り口を清め、残りで左手を清めます 4、最後に水を採り、柄杓を縦にして柄を流し戻します ● 木庭(参道右側) ● 鳥居 ● 社務所(右側) 御祈願の受付、準備、待合の場所です。 ● 社務所の左奥に、「佐々井信太郎歌碑」・「福住正兄翁頌徳碑」があります。 佐々井信太郎歌碑 「あらそいの なき世づくりを 話あいて 譲るは 神に通ふ道なり」 生涯を報徳道の研究、実践、宣揚に努めた佐々井信太郎翁の遺徳を称え、神苑の一角に歌 碑を建立し、後世に伝えています。 福住正兄翁頌徳碑 福住正兄翁は御祭神の四高弟の一人で、当神社創建の中心人物であります。 箱根湯本の老舗旅館「福住」の主人でもあった正兄は、尊徳翁の教えを忠実に実践し、報徳 の思想を後世に伝えました。 大正5年、功績を末永く伝えるために、ゆかり深い当神社神苑に記念碑を建立しました。 * (佐々井信太郎歌碑)・・・(福住正兄翁頌徳碑) ● 神池 たくさんの錦鯉が気持ちよさそうに泳いでいます。 (授与所にて鯉のえさの販売) ● 二宮金次郎像 昭和3年、昭和天皇の即位御大礼記念として、神戸の中村直吉氏が寄贈したもので、制作者は3 代目慶寺丹長、材質はブロンズ、その後これと同じ像は全国の小学校などに向けて約一千体制 作されたが、戦時中、すべて供出に遭い、現在残っているのは、この一体だけである。 なお、この像は当時のメートル法普及の意図を反映して、丁度1メートルの高さに制作されている ● 祈祷殿 恒例祭典や結婚式などで御本殿が使えない時でも、祈祷殿にて御祈願を執り行います。 元は、宝物殿として使われており、納められていた物は報徳博物館に展示されています。 ● 授与所 お札、お守り、金次郎あめ、報徳文庫書籍のお頒ちをしています。 ● 御社殿 御祭神/二宮尊徳翁 通名/金次郎 例大祭/4月15日 神徳景仰祭/9月第3日曜日 明治42年(1909)本殿・幣殿を新築、拝殿を改築し、神苑を拡張し現在の社地の景観へ整えました 平成6年(1994)には創建百年記念奉告祭を斎行して今日に至っています。 社殿は神明造り(神社建築の一様式)。 なお、拝殿礎石は天保の大飢饉の際、藩主大久保翁の命により尊徳翁が小田原城内の米蔵を 開き、米が人々の手に渡ったことにより小田原11万石の領内から1人の餓死者も出さずにすんだ という、その米蔵の礎石が用いられています。 ● 城址口へむかいます。 * (ふりむくと) ● 城址口鳥居 この鳥居は報徳二宮神社創建120周年事業として伊勢の神宮より第62回神宮式年遷宮での古材 を拝領し建立したものです。 根継ぎ材には小田原市久野の山林から奉納された檜が使用されています。 また、建立にあたっては「みんなの鳥居プロジェクト」として、報徳二宮神社の御祭神 二宮尊徳翁 の教えである1円融合の精神のもと、小田原の「木の文化」に携わる人びとの協力と、数多の崇敬 者の寄進のより実現したものであります。 日本には世界に誇れる大切な文化があります。 又、この地域にも、大切な文化や歴史があるのです。 戦後70年の節目を迎えた、この時代の転換期にあたり日本人のこころと、地域の大切な文化や技 術が、後世に継承され、心豊かに暮らせる社会が実現することを願い、みんなの思いを重ねて、こ の鳥居を建立しました。 平成27年4月15日 報徳二宮神社創建120周年記念事業奉賛会 「協力」 小田原大工職組合 神奈川土建西相支部 小田原建築板金組合 小田原市森林組合 小田原地区木材業協同組合 小田原林青会 「施工」 報徳二宮神社 報友会 内藤工務店 芹澤毅 遠山板金 竹広林業 大山商店 **************************************** ● 報徳二宮神社みんなの大鳥居プロジェクト 報徳二宮神社は平成29年秋、表参道入口に大鳥居を建立いたします。 完成すれば高さ約8m、幅約11mのたいへん大きな木製鳥居となります。 この御用材は小田原市「辻村の森」で育った樹齢およそ300年の杉の大木でこれを用いて、小田 原足柄の「木」に携わる職人達の技術によって、この後徐々に大鳥居と姿を変えていくのです。 この小田原には、古くから継承される森や、木に纏わる産業と伝統技術があるのです。 かつて二宮尊徳翁が「徳」という言葉を用いて、あらゆる良さを引き出したように、今事業は、この 地域にある「徳」を再確認しながら、次の世代に継承することを目的としています。 「みんなの大鳥居プロジェクト」に、ぜひご参加下さい。 主催 報徳二宮神社創建120周年記念事業奉賛会 報徳二宮神社 報友会 (アクセス) 電車 小田原駅から徒歩10分 車 小田原厚木道路「荻窪IC」から約10分 西湘バイパス「小田原IC」から約5分 東名高速道路「大井松田IC」から約40分 (報徳二宮神社のホームページを参考にしました) 別途、小田原城を載せてあります (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |