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<< 広間−→茶の間−→裏座敷−→納戸−→勝手−→二階 >> ● 広間の奥は茶の間です。 江戸時代に使用されていた貴重な道具などが展示されています。 貞山政宗遺訓(左画像) 仁に過ぐれば弱くなる 義に過ぐれば固くなる 禮に過ぐれば諂(へつらい)となる 智に過ぐれば嘘をつく 信に過ぐれば損をする 氣長く心穏かにして、萬(よろず)に儉約を用いて金を備ふべし 儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり 此の世の客に來たと思へば何の苦もなし 朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし 元來客の身なれば好嫌は申されまじ 今日の行きをおくり 子孫兄弟によく挨拶して 娑婆の御暇申すがよし ● 裏座敷 戦前(昭和初期)の尋常小学校及び高等科の教科書(13冊) ● 納戸 分類/生活 品名:長持(御用書物) 寄贈者:清水家 説明 庄屋をしていた清水家では集めた税金とともに報告の書類をこの長持に入れて弁天から舟で川尻 番所へ運んだ ● 勝手 いろり (右画像・・きゃくざ/お客さま) (左画像・・きじり/家族) (中画像・・なかざ/当家の内儀) (右画像・・よこざ/当家の主人) 分類/養蚕 品名/織機 寄贈者/石川幸夫 説明 まゆから糸をとり、その糸を縦糸、横糸にして、布を織るもので機織は最近まで使っていた ● 二階 昔の道具が展示されています。 旅の駕籠 江戸時代の旅の交通手段は原則として徒歩であったが、旅が一般化すると、馬や駕籠による移動 も増していった。 このうち駕籠は「乗物」と「駕籠」に分けることができ、元和元年(1615)に発布された武家諸法度に は「乗物」に乗れる者の身分を定め駕籠と区別した。 乗物とは引戸が付いた高級なものを指し、一般の駕籠とは区別された。 旅人が乗る駕籠は宿駕籠・山駕籠といわれるもので担ぎ棒など全体が竹材を用いて作られていた 本展で展示した駕籠のうち、一台は府中宿内の寺院の住職が使用していたもので、形態としては 主に武士などが使用していた権門駕籠というものである。 担ぎ棒は四メートル以上であり前後二人の人足で担いだとされる。 もう一台が山駕籠で甲州道中の小原宿で使用されていたものである。 担ぎ棒が前後に動くように作られており、急な山道に対応できる構造となっている。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |