<< 本堂−→客殿 >> ● 本堂 (横浜市指定文化財) 本尊の木造阿弥陀如来座像(寄木造)は平安時代後期の作で、定朝様(じょうちょうよう)のおだやか な特色をこなしており、県重要文化財に指定されています。 本堂は正面八間、側面六間、寄棟造、平成の大修理により屋根が茅葺きになり江戸時代の創建当 初の姿に復元されました。 本堂の右側 本堂の左側 西方寺本堂伽藍維持勧募志 当山西方寺は建久5年(1190年 源頼朝公在世の頃)鎌倉の笹目ヶ谷に創建され、開山は醍醐 三宝院座主、奈良東大寺の別当の勝賢僧正でございます。 のちに北條重時が忍性菩薩を招き鎌倉に極楽寺を創設するに当たり極楽寺の一山の中に移さ れました。 極楽寺は、施薬院など医療施設をも含む広大な大伽藍でございましたが、戰禍や天災に遭いそ の多くを失い、時代も足利の時代になり縮小され、西方寺も当地新羽に移建されました。 当地に移建されましたのは明応4年、今から約500年前のことでございます。 このように当山西方寺は由緒深い古刹で移建当初の本堂はどのようなものか解りませんが、多 くの古い寺宝を残しております。 現在の本堂は江戸時代の享保6年(1721)今から約300年前、鐘楼は宝永5年(1708)山門は弘化 年間(1844〜1847)の創建で、いずれも平成9年に横浜市の文化財に指定されました。 本堂は平成15年より解体修復が行われ、19年に完成し山門鐘楼の屋根は20年に葺き替えられ ました。 本堂は創建当初の姿に復元され、美しく落ち着いた周囲の景観と調和した格調高い本堂で、元 禄時代の数少ない文化遺産でございます。 今後末永く先徳の遺風を顕彰し伽藍を維持して世間の安寧に寄与致したく念願致しております。 つきましては、この淨行にご賛同頂き応分の御喜捨を頂きたくお願い致します。 山主 敬白 記 恐れ入りますが、右ご協賛ご喜捨頂ける方は一口千円よりお受け致します。 どうぞ庫裡の玄関までお申し出頂きますようお願い致します。 ● 客殿 お客様をお招きする建物で、ご法事の際の控え室に使用します。 ● 季節ごとに色々な花が植えられ、訪れた方々を楽しませています。 山門脇には、イチョウの大木(横浜市名木古木指定)があります。 (画像をクリックすると大きくなります) ● (入口へ) ● |