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<< 彫刻ギャラリー(1) >> ● 彫刻ギャラリー 彫刻ギャラリー・大庭園拝観共通券 大人・・・400円 小人・・・200円 団体・・・300円 ● 帝釈堂・法華経説話彫刻 ● 帝釈堂の内外には、数多くの木彫がほどこされています。 特に帝釈堂内陣の外側にある10枚の胴羽目彫刻は、仏教経典の中で最も有名な「法華経」の説話 を選び出して彫刻したものです。 当山第16世観明院日済上人の発願により、大正11年に当代の名匠、加藤寅之助師が最初の1枚「 法師守護の図」を彫り上げました。 翌年(大正12年)の関東大震災で大きな欅の彫刻材はすべて焼失しました。 新たに欅の彫刻材を全国に求め、昭和初年から名人たちの入念な精進の末に、彫りあげて昭和9 年に完成きれました。 この大彫刻群は、不屈の信仰と芸術の結晶です。 縦巾1.27m、横巾2.27mの作品の下絵にあたる彫刻原型は大客殿に飾られています。 ● 塔供養の図 序品第一 今、日月燈明佛(ニチガツトウミョウブツ)の眉間から光が放されると、東方一萬八千の佛國土が照ら し出されます。 それらの佛國土では、さかんに塔供養が行われているのが見えます。 このような光景が見られることは、「法華経」が演説される前ぶれです。 金子光清作 ● 三車火宅の図 譬喩品第三 三車(さんしゃ)とは、羊・鹿・牛がひく三種の車のことで、火宅とは、燃える家のことです。 われわれ凡夫は、火宅の中で遊びたわれる子供と同じで何のおそれも感じません。 父親は、子供たちを救出するために三つの車を用意したのです。 木嶋江運作 ● 慈雨等潤の図 薬草喩品第五 物の慈悲深い教えは、あまねく地上を潤す慈雨と同じです。 今、雷神と風神が現れて、雨をふらし、大地には、緑があふれ、さまざまな花々が咲きほこります。 天人たちも地上の楽園に舞いおりて来ました。 石川信光作 ● 通路 ● 法師修行の図 法師品第十 インドでは、法師たちは森の中や洞窟の中で独り静かに修行しています。 しかし、虎や狼の危険があり、心淋しく、修行はきびしいものです。 その修行者を励ますために佛が立ち現われたり、象に乗った普賢ぼさつが姿を現わすのです。 横谷光一作 ● 多宝塔出現の図 見宝塔品第十一 「法華経」を信仰するところでは、多宝塔(多宝如来の塔)が、地面から湧き出してきて人々の信仰を ほめたたえます。 人々は歓喜にふるえ、一心にその塔を礼拝します。 人々の顔には、法悦(ほうえつ)のほほえみが浮かんでいます。 石川銀次朗作 ● 千載給仕の図 提婆達多品第十二 阿私仙(アシセン)という仙人が、「法華経」という尊い教えを持(タモ)っていました。 この仙人について私は千年の間、給仕のまことを捧げ、水を、汲み、薪を拾い、果の実を採り、ある 時には仙人の腰掛けになりました。 法華経を知りたいための修行でした。 加府藤正一作 ● 龍女成佛の図 提婆達多品第十二 「法華経」では、女性が成佛できることを説示します。 今、龍王の娘で八才になる智慧にすぐれ弁舌さわやかなこの娘は、多くの教えを理解し、不動の境 地に達しました。 波の上にあって龍女が宝珠を佛に献げています。 山本一芳作 ● 通路 ● 病即消滅の図 薬王菩薩本事品第二十三 「法華経」は、全世界の人びとの病いの良薬です。 もしある人が病いにかかり、この「法華経」を聞く幸運に恵まれたら、たちどころに病いはなおり不老 不死の境地を得ることができるのです。 今関光次作 ● 常不軽菩薩受難の図 常不軽菩薩品第二十 法華経功徳の図 薬王菩薩本事品第二十三 常不軽(ジョウフキョウ)ぼさつは、「常に人を軽べつしない」という修行をしていましたが、却って迫害 を受けました。 また、「法華経」は、寒さに火を得たように、子のところに母親が来たように、渡りに舟を得たように、 闇に灯りを得たように救いの道を示すのです。 小林直光作 ● 法師守護の図 陀羅尼品第二十六 「法華経」を受持(ジュジ)・読(ドク)・誦(ジュ)・解説(ゲセツ)・書写(シュシャ)することを、法師の五種の 修行と言います。 まず経をたもつことを誓い、読み、あるいは誦して、説き明かし、経文を書写して法華経をひろめます 修行する法師を天人も阿修羅も協力して守護するのです。 加藤寅之助作 ● 柴又帝釈天絵馬(葛飾区登録有形民俗文化財) 所在地 柴又7丁目10番3号 指定年月日 平成5年(1993)2月19日 帝釈天の絵馬は明治時代に信者から奉納されたもので、当時の柴又帝釈天の賑わいと信仰を知 る貴重なものです。 明治7年(1874)奉納のこの絵馬は当時の参詣の様子を描いたもので、本堂の奉納提灯や手水場 (ちょうずば)の手ぬぐいなどに往時がしのばれます。 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |