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<< 方丈入口−→東庭−→大方丈−→東福寺涅槃会 宝物展−→ −→東福寺未生流 華展司−→南庭 >> ● 方丈 方丈とは、禅宗寺院における僧侶の住居であり、後には相見(応接)の間の役割が強くなりました 明治14年の火災により仏殿、法堂、庫裏とともに焼失しましたが、明治23年(1890年)に再建され、 災禍を免れた三門、東司、禅堂、浴室などの中世禅宗建築とともに、現代木造建築の精粋を遺憾 なく発揮しています。 内部は、三室二列の六室とし、南面に広縁を設けています。 中央の間を室中と呼び、正面は双折桟唐戸としています。 広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道/はっそうじょうどう」に因んで「八相の庭」 と称していました。 禅宗の方丈には古くから多くの名園が残されてきましたが、方丈の四周に庭園を巡らせたものは 東福寺の方丈のみです。 作庭家・重森三玲(1896-1975)によって昭和14年(1939年)に完成されたもので、当時の創建年 代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れ た近代禅宗庭園の白眉として、広く世界各国に紹介されています。 * (右画像/東福寺HPからおかりしました) *八相の庭 四庭に配された「蓬莱」「方丈」「瀛洲/えいじゅう」「壺梁/こりょう」「八海」「五山」「井田市松/せい でんいちまつ」「北斗七星」の八つを「八相成道/はっそうじょうどう 釈迦の生涯の八つの重要な 出来事」に因んで命名されました。 (南庭)・・・(東庭) *東庭 雲文様地割に円柱の石で北斗七星を構成し、北斗の庭と呼ばれています。 北斗七星に見立てた石は、もと東司(重要文化財、旧便所)の柱石の余石を利用したものです。 後方には天の川を表した生垣が配され、夜空が足元に広がるかのような小宇宙を造りだしてい ます。 *廊下を進み「大方丈」へ向かいます。 *大方丈 *東福寺涅槃会 宝物展 *東福寺未生流 華展 東福寺華道総司庁 *南庭 古来中国大陸の蓬莱神仙思想では、東の大海の彼方に仙人が住む「蓬莱」「方丈」「瀛洲/えい じゅう」「壺梁/こりょう」と呼ばれる四仙島があり、島には仙薬財宝があると信じられていました。 広さ210坪の枯山水庭園の南庭は、この四仙島を18尺の長石を基本に巨石を剛健に配し、渦巻 く砂紋によって「八海」を表します。 西方には「五山」になぞらえた築山を置き、その苔地と砂紋とを区切る斜線の表現も効果的です 南正面に設けられた向唐破風の表門は昭憲皇后(明治天皇の皇后)の寄進と伝わっています。 恩賜門とも呼ばれ、小型ながら明治期唐門の代表作です。 (瀛洲)・・・(蓬莱)・・・(壺梁) (恩腸門) (方丈外側より) (方丈)・・・(五山)・・・(八海) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |