(8)偃月橋→龍吟庵

                   


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   ● 方丈の横を真っ直ぐ行き左折すると偃月橋が見えてきます。

                  


   ● 偃月橋 (重要文化財)
        三ノ橋川の上流に架かる木造橋廊。
        1603年の建築で、単層切妻造の屋根は桟瓦葺きで、通天橋・臥雲橋とともに東福寺三名橋と呼ば
        れています。

                  


                  


   ● 龍吟庵
        東福寺塔頭の一つ。
        洗玉澗に架けられた偃月橋(えんげつきょう)を渡った山すそに位置します。
        東福寺第三世住持・大明国師(無関普門/むかんふもん)の住居跡で、境内地中より国師の遺骨を
        納めた銅製の骨蔵器が発見されたことで、ここに塔所(たっしょ 墓所)が営まれていたことが確認
        されました。

                          


                  


   ● 方丈 (国宝 室町時代)
        室町時代初期の作で、応仁の乱以前の古制を残すわが国現存最古の方丈建築。
        単層入母屋造の柿茸。
        桁行(正面)は八間、梁間(側面)は六畳で南面しています。
        正面東端に唐破風屋根の玄関を付設。
        正面中央には双折両開きの桟唐戸の入口を設け左右の柱間に蔀戸(しとみど)明障子を設置します
        書院造と寝殿造の手法が融合した名建築です。

                  



                          


      * (扁額「龍吟庵」足利義満筆/パンフレット)

                         


   ● 東庭「不離の庭」
        方丈と庫裡を結ぶ渡廊下に面した長方形の庭園。
        赤砂を敷いて中央に長石を臥せ、その前後に白黒の二石を配しています。
        狼に襲撃されそうになった国師の身を、二頭の犬が守ったという、国師幼少の頃の故事にもとづい
        て作庭されたといいます。

                  


   ● 南庭(方丈正面)「無の庭」
        方丈正面の南庭は、一木一草をも用いない簡素な白砂敷き。

                          


   ● 西庭(龍の庭)
        寺名の「龍吟庵」にちなみ、龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を、石組によって表現しています。
        青石による龍頭を中央に配し。白砂は海を、黒砂は黒雲を、そして竹垣は稲妻模様をあらわしてい
        ます。

                  


                  



      



                 



         



   ● 開山堂
        方丈の背面に位置し、大明国師坐像(重要文化財)を安置。
        正面に足利義満筆の額「霊光」が掲げられています。

                  


                  



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                               ● (入口へ) ●


 

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