(成相寺HPからお借りしました) (画像をクリックすると、大きくなります) ******************************************* ● 天橋立・智恩寺から傘松公園方面に向かい国道178号線進みます。 途中のバス停(丹後郷土資料館前)から左折し、道なりにのぼっていくと駐車場があります。 ● 標識(本堂/正面→)に従い、「撞かずの鐘」に向かいます。 ● 撞かずの鐘 慶長14年(1609)、山主賢長は、古い梵鐘にかえ新しい鐘を鋳造する為、近郷近在に浄財を求め 喜捨を募った。 1回2回と鋳造に失敗し、3回目の寄進を募った時、裕福そうな女房が「子供は沢山おるがお寺へ 寄付するお金はない」と険しい目の色で断った。 やがて鐘鋳造の日、大勢の人の中に例の女房も乳呑み児を抱いて見物していた。 そして銅湯となったルツボの中に誤って乳呑み児を落としてしまった。 此の様な悲劇を秘めて出来上がった鐘を撞くと山々に美しい音色を響かせていた。 しかし耳をすますと子供の泣き声、母親を呼ぶ声、聞いている人々はあまりの哀れさに子供の成 仏を願って、一切この鐘を撞く事をやめ、撞かずの鐘となった。 ● 本堂に向かって階段を登ります。 ● 観音堂 西国三十三霊場の各ご本尊を安置しています。 ● 一願一言(ひとこと)の地蔵さん この地蔵さんは唯一(ひとつ)願を一言お願いすれば、どんな事でも必ず叶えて下さると伝えられる 大変あらたかな地蔵さんです。 安楽ポックリの往生も叶えられると伝承されています。 約620年前に創られた大変古いお地蔵さんです。 堂司 ● 本堂 本堂は現在より山の上に建てられていましたが、山崩れのため現在地へ移転しました。 現本堂は安永3年(1774年)の建築です。 古式に則り、5間4方の入母屋造、正面を千鳥破風、軒唐破風で飾っており、堂内のお厨子に安 置された本尊の木造聖観世音菩薩は、平安期のものです。 ● 眞向の龍 左甚五郎作 眞向の龍は、正面を向いている龍として珍しいとされています。 正面または斜め横から見ても、こちらを見据えているように見える龍で、寺の底なし池に住むとい う龍がモデルだといわれているそうです。 ● 熊野権現社 (本堂の右側) 現存する最古の建物で、(延宝4年9月8日(1676年)上棟。 ● 十王堂 (熊野権現社の右側) 孔雀明王、閻魔大王、賓頭盧尊者を安置してあります。 * (孔雀明王)・・・(閻魔大) * (賓頭盧尊者/びんずるそんじゃ 16羅漢/小乗仏教の修行者) ● 鉄湯船(てつゆぶね) (本堂の左側) 重要文化財(工芸品) 鎌倉時代正応3年(1290) 鋳物師/山河貞清 当山の湯屋にて湯船として使用していたもので、直接入るのではなく湯釜で沸かした湯を入れ、 かヽり湯をするために用いられたと思われる。 後に薬湯を沸かして怪我や病気の人を治療したとも伝えられています。 成相寺 ● 楽寿観音 ● 身代地蔵 ● 慈母観音 ● 石碑 (画像をクリックすると、大きくなります) ● (入口へ) ● |