西附属邸 2 |
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●沼津御用邸 明治26(1893)年、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のために造営されました。 御用邸は皇室が主として保養のために用いる別邸です。 当時、このあたり一帯は楊原村と呼ばれる小さな漁村でしたが気候が温暖なうえ、前面には駿 河湾、背後には富士山という風光明美な地であるので別荘地として注目されはじめていました。 すでに大山巌(陸軍大臣)、川村純義(海軍大臣)、大木喬任(文部大臣)、西郷従道(陸、海軍 大臣)の別荘が建てられていました。 彼らはいずれも明治政府の高官です。 川村純義伯爵が後に皇孫殿下(昭和天皇と秩父宮殿下)の養育係になっていることを考えると、 この4人の存在が御用邸設置に大きく影響したものと思われます。 加えて明治22(1889)年に東海道線が開通し、東京からの交通の便がよくなったことも理由の 一つにあげられます。 昭和44年(1969年)に廃止され、現在は沼津御用邸記念公園となっています。 (画像をクリックすると、大きくなります) ************************************* ● 西附属邸正門から入っていきます。 西附属邸正門の右側に「根上り黒松 推定400年」が。 正門を入ると切符売り場があり、「個人入口」と「団体入口」に分かれています。 ● 西附属邸へ。 ( ● 西附属邸の内容は、上記の欄をクリックしてください ● ) ● 管理事務所 中に入ると多くのお土産品が売っています。 ● 西附属邸周辺を、反時計回りで散策します。 ● 皇太子殿下御成婚記念梅園 園内に以前からあった梅林を生かしながら、新たに移植したものを加えて10種類、 50本以上に及ぶ梅は早春には見事な花を咲かせます。 皇太子、同妃殿下のおしるしのアズサの木とハマナスも植えられています。 ● 湯沸所 ここで沸かしたお湯を調理室や御料浴室に運んで用いました。 ● 喫茶・主馬(しゅめ) 沼津御用邸記念公園内にある喫茶室。 宮内庁の馬に関する役職の『主馬』から名付けられたそうです。 厩舎として使用していた建物を改修し、園内の松を使用した重厚なテーブルが並ん でいます。 松の木陰に設置した喫茶席も、庭の景観を楽しめると人気だそうです。 ● 東附属邸方面は、次の機会に見学しようと思います ● 近くの沼津アルプスは、別途載せてあります。 ● アクセス 電車の場合 JR沼津駅南口から伊豆長岡・三津方面行沼津登山東海バス「御用邸前」下車 自動車の場合 東名高速沼津ICから車で約20〜30分(国道414号線沿い) 開園日・・・・年中無休(年末年始は除く) 開園時間・・9:00〜16:30 入園料・・・・大人400円(入園のみ100円)/中学生以下200円(入園のみ50円) 駐車料金(2時間まで) バス・マイクロバス・・・1000円 上記以外の自動車・・・300円(以後割増) (沼津市HPを参考にしました) (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |