● 高山不動(高貴山常楽院)・・・ 埼玉県飯能市大字高山 346 関東の三大不動・・成田山新勝寺・高幡不動・高山不動。 別説として・・成田山新勝寺・高幡不動 + 埼玉県加須市不動岡 總願寺 成田山新勝寺・高幡不動 + 神奈川県伊勢原市大山 大山寺 とも言われています。 創建は1400年前にさかのぼります。 修験道場として名をはせ、現在もその伝統を受け継ぎ、火渡りの業なども行われています。 本堂は荘厳で厳粛な雰囲気を感じさせます。 不動堂の裏山のお堂に重要文化財である軍荼利明王像が安置されていて、4月15日と冬至の日 の年2回公開されます。 樹齢800年の大イチョウの木も見応えがあります 埼玉県指定有形文化財 平成4年3月11日指定 常楽院不動堂は、桁行(けたゆき)・梁間(はりま)とも五間で、三間に二間の内陣の前に三間に 一間の礼堂がつき、その周辺に一間通りの庇を廻した形成です。 内陣と外陣の境は、格子戸で仕切る密教仏堂の特色をそなえています。 本堂は江戸時代後期の建物で、文政13年(1830年)高山一山が焼失したのち、幕末にかけて 再建したものです。 寺に残されている再建文書によれば、 再建にあたったのは、地元の棟梁達であるが、後見人として当時県下でも著名な林兵庫正 清、飯田和泉の二人の名匠がおり、一山をあげて復興した様子が詳しく記録されています。 埼玉県教育委員会・飯能市教育委員会 高貴山 常楽院 * (高山不動・高貴山常楽院) (画像をクリックすると、大きくなります) 高山不動の大イチョウ (埼玉県指定天然記念物 昭和22年3月25日指定) この大イチョウは県下に誇る巨木で、 樹高約37m.幹周り10m.根周り12m.樹齢800年 といわれています。 露出した根には乳と呼ばれる気根が垂れ下がっている。 またの名を ”子育てイチョウ” といい、昔から乳の出の悪いものが祈願すると出が良くなる ことから、この名がつけられたそうです。 幹の一部には、文政年間、高山一山が焼失した火災の跡が残り、その時の火災の激しさを 物語っています。 埼玉県教育委員会・飯能市教育委員会 高貴山 常楽院 (画像をクリックすると、大きくなります) 国道299号を入間方面から行くと、西武秩父線吾野駅手前で「県道61号 朝振峠」の表示が 出ています。 ここを右折すると、すぐ二股になります。(どちらを行ってもいけます) 後は “高山不動→” の表示に従えば不動堂すぐ近くの駐車場まで行けます。 高山不動から奥の院(関八州見晴台)に行くには、 車道を登らなくても、指導標に従い、山道に入り、車道を横切って登ると、関八州見晴台 に20分程で到着します。 * (途中)・・・(車道を横切って)・・・(頂上手前) ● 高山不動・奥の院 (関八州見晴台(771.1M) 奥の院の御本尊様は五大尊不動明王で、関東鎮護の為に東京に向けられています。 「関八州」とは江戸時代の関東八ヶ国の呼び名です。 相模(さがみ)・武蔵・上野(こうずけ)・下野(しもつけ)・安房(あわ)・上総(かずさ)・ 下総(しもうさ)・常陸(ひたち)をいい、現在の関東地方です。 この関東八ヶ国がすべて一望できたことから名づけられました。 * (関八州見晴台)・・・(奥の院) * (富士山)・・・・(武甲山) 下記の山々が、良く見えます。 日の出山・・大岳山・・棒の嶺・・御前山・・蕨山・・伊豆ケ岳・・谷川岳・・大山 別途のせてあります (画像をクリックすると、大きくなります) ● (ホームへ) ● |