遠見番所からのパノラマ |
(2)外屋番所→厩→上番所下雪隠 (3)大番所・上番休息所 |
(5)遠見番所 (6)江戸口御門→箱根関所資料館 |
● 箱根関所(国指定史跡 箱根関所跡) 箱根関所が、江戸幕府によって、山と湖に挟まれた交通の要衝であるこの地に設置されたのは 元和5年(1619)のことと伝えられています。 箱根関所は、江戸幕府が江戸防衛のために、全国に設置した53ヶ所の関所のうち、東海道の新 居(静岡県)、中山道の碓氷(群馬県)、木曽福島(長野県)と並んで規模も大きく、特に重要な関所 と考えられていたようです。 この関所の配置は、箱根山中の東海道の中で、屏風山と芦ノ湖に挟まれた要害の地形を利用 して、山の中腹から湖の中まで柵で厳重に区画し、江戸口・京口両御門を構え、大番所と足軽 番所が向き合うものとなっています。 一般的に関所では、「入り鉄砲に出女」を取り調べたと言われていますが、この箱根関所では、 江戸方面からの「出女」に対する厳しい取り調べを行っていました。 江戸時代を通じて機能を果たしてきた関所ですが設置から250年後の明治2年(1869)、新政府 により関所制度が廃止され、その役割を終えました。 箱根関所の跡地は、大正11年(1922)、「箱根関跡」として国の史跡に指定されました。 昭和40年(1965)には番所の建物が建設され、その後、昭和58年(1983)、江川文庫(静岡県伊 豆の国市)から、慶応元年(1865)に完成した箱根関所の大規模修理についての克明な資料「 相州箱根御関所御修復出来形帳/そうしゅうはこねおせきしょごしゅうふくできがたちょう」が発 見され資料の解析や跡地の発掘調査を経て、平成19年(2007)春、国土交通省、文化庁、神 奈川県の補助を受けた復元整備を終え、箱根の関所は往時の姿によみがえりました。 平成19年(2007)箱根町教育委員会 ● 案内コース (1) 箱根関所旅物語館−→売札所−→京口千人溜−→京口御門 (2) 外屋番所−→厩−→外繋−→上番所下雪隠 (3) 面番所−→上の間−→土間−→台所土間−→湯殿−→勝手板の間 −→物置−→上番休息所 (4) 足軽番所−→土間−→休息所−→井戸−→足軽番所雪隠 (5) 遠見番所 (6) 御制札場−→江戸口御門−→江戸口千人溜−→矢場−→箱根関所資料館 ● シルエット展示 関所の建物内に展示している役人などの人形については、当時の記録から役職や人数、名前 などは判明しておりますが、身体的特徴や衣服の色などは明らかではありません。 また馬も毛並みの色などは特定することができません。 そのため着色などを行ってリアルに展示することは史実とは異なったイメージを与えしまう可能 性があるため、あえて着色や着物を着せたりしてリアルに表現するのではなく淡い色で全体を シルエットのようにして表現する「シルエット展示方法」と致しました。 ● 開館期間 年中無休 ● 開館時間 午前9時から午後5時まで (入場は開館時間終了の30分前まで) 冬季(12月1日から2月末日)は午前9時から午後4時30分まで ● 観覧料金 箱根関所・箱根関所資料館/共通券 大人・・ 500円 小学生・・250円 ※土・日曜日及び祝日は小・中学生無料 ※65歳以上割引あり ● アクセス 車の場合 小田原厚木道路、小田原西ICより40分 東名御殿場ICより50分 国道1号三島より車で40分 電車・バス利用の場合 小田原駅より箱根町行バス55分、箱根関所跡下車2分 箱根湯本駅より箱根町行バス40分、箱根関所跡下車2分 (箱根関所のHPを参考にしました) ● 近くに 箱根神社・・箱根駒ケ岳・神山・・丸岳/箱根・・岩戸山・十国峠 があります ● (画像をクリックすると大きくなります) ● (ホームへ) ● |