(1)総門→山門 |
(2)本堂→庫裡 |
本堂前からのパノラマ |
● 龍角山 広徳寺 (臨済宗建長寺派) 本尊 聖観世音 開山 心源希徹禅師 開基 正應了受居士 開創 南北朝時代 応安6年(1373) 由緒 天文20年(1551)室町時代後期戦国大名北条氏康公より寺領9ヶ村を寄付された。 天正19年(1591)徳川家康公より寺領40石の御朱印を賜る。 昭和53年3月16日、広徳寺境域を東京都史跡に指定された。 (左・中/本堂)・・(右/庫裡) (左/総門)・・(中/山門)・・(右/鐘楼) (左/経蔵)・・(中/タラヨウ)・・(右/カヤ) ● 市指定文化財 後北条氏虎印文書(寺領書立文書) 小田原に本拠を置いた北条氏は天文15年(1546)の川越の戦において上杉氏を破り、南関東 一円を勢力下におさめた。 上杉氏の重鎮滝山城主大石定久も北条氏照に城を譲り戸倉城に隠栖し、真月斉道俊と号した。 その道俊お名によって天文20年に出された寺領安堵状であるが、北条氏の虎印が押してある。 昭和44年7月10日 指定 寺領之書立 (虎印・禄寿応穏) 戸津原 深澤 中野 同所 窪 押楯 須賀尾 平井之内 小和田 以上九ヶ所 右書立之分、不可有相違 年貢之員数者 注本帳者也乃如件 天文廿年辛亥九月六日 真月斉道俊(花押) 広徳寺 広徳寺本尊 木造聖観世音座像 寄木造 総高85センチ 像高34センチ 金色塗りで、面容端整円満、華麗な宝冠をつけている。 台座裏に、天文12年(1543)富蔵(とくら)夫人が修復した旨の墨書がある。 本蔵は永く聖観世音座像と伝えられてきたが、平成4年、東京国立博物館技官の鑑定によれば 南北朝期に流行した「宝冠釈迦」と呼ばれる釈迦像で、製作は広徳寺創建(1373)の頃と推定され るという。 平成3年10月18日 指定 十六羅漢像 十六羅漢は一切の煩悩を去り尽くし、永くこの世に在住して正法を護持し衆生を導くという十六 人の尊者。 本群像は木造寄木造、像高概ね40センチ。中央に釈迦十大弟子の二人(迦葉と阿難、木造立 像、像高75センチ)をはさみ、第一尊者より第十六尊者まで、左右交互に二段に配されている。 おそらく山門建立時の江戸後期の作と推察される。 作りは練達で、当時の江戸仏師の技術水準の高さを思わせる。本市唯一の十六羅漢像であり 標準作例として推される。 昭和59年11月25日 指定 ● 案内コース (1) 総門−→山門 (2) 経蔵−→鐘楼−→本堂−→庫裡−→池−→末社−→タラヨウ−→カヤ (アクセス) JR五日市線の「武蔵五日市駅」下車 徒歩 約30〜40分 バス 武蔵五日市駅から 「払沢の滝入口」・「小岩」・「藤倉」・「数馬」もしくは「上養沢」行きのバス乗車し 「上町」バス停で下車、徒歩約15分 車 武蔵五日市駅から 6〜7分 駐車場あります。 (左/案内図)・・・(中/駐車場)・・・(右/境内図) 近くの 八王子城跡・・滝山城跡・・片倉城跡・・高幡不動尊・・宮尾神社・・小峰公園 夕やけ小やけふれあいの里・・興慶寺・・永林寺・・高尾駒木野庭園・・宝生寺 高尾山・・小仏城山・・景信山・・陣馬山・・今熊山・・多摩森林科学園 を載せてあります。 (画像をクリックすると大きくなります) ● (ホームへ) ● |